ほぼ日刊イトイ新聞が、
Web of the Year 2003にノミネートされました。

めざすなら
めざしてしまえ、第1位!

投票は終了しました。
どうもありがとうございました!


第12回 お祭りの終わった日に。


さて、これを書いているのは、
投票最終日の夜であって、
最終的な投票数がどうなったかはわからない。
けれども、なによりも、まず、
お伝えしなければならないことがあり、
それを最初に述べておくべきだと思うのです。

みなさま、ほんとうに
どうもありがとうございました。


負けてもいいから勝ちにいこう、という、
わかるようなわからないような動機のもとに、
むやみやたらな勢いでもって、
ハトを出したり鬼を出したり、
『ドカベン』を語ったり、
バカボンのパパを出したりしてきました。

日々、お騒がせいたしまして
申しわけございませんでした。
けれども、思ったよりずっと多くの人が、
このバカバカしい騒ぎに
つき合ってくださったことを、
ほんとうにうれしくありがたく思っております。

ということで、今回の短期連載を、
いちおう一区切りさせていただこうと思います。
どうもありがとうございました。

さようなら。

 
 
 
‥‥‥‥え?
ハトはどうなったんだ、ハトは、と?
鬼はどうなったんだ、鬼は、と?
バカボンのパパをみせろ、と?

ああ、そうでしたそうでした。
ハトや鬼やバカボンのパパを見せる約束でした。
もちろんお見せします。
ボタンを押し放題にいたします。
けれども、そのまえに、ひとつ、
申し上げておかなければならないことがあります。
また長くなってもなんですから、
スパッと要点だけをお伝えします。

‥‥コホン。みなさん! 
ハトも鬼もバカボンのパパも、
たいしたものではございません!
これといってすごい特徴が
あるわけではございません!

ハトはあくまでもハトですし、
鬼だってやっぱり鬼にすぎませんし、
糸井重里の描いたバカボンのパパは
糸井重里の描いたバカボンのパパ、
それ以上でもそれ以下でもありません。

もしもそれが昨日までのあなたにとって
とても魅力的だったとしたら、
それはきっと「禁じられていた」からでしょう。
今日、その規制はなくなります。
むやみに押すことを禁じられていたボタンは
いまや押し放題となります。
何度押してもかまいません。
押して押して押しまくってもらってかまいません。

けれども、と、我々は思います。

ひょっとしたら、そのボタンを、
押さないでいるいまのほうが
楽しいかもしれませんよ?
どんなハトが出るのだろう、
どんな鬼が出るのだろう、
バカボンのパパってどんなだろう、
そんなふうに思っているいまこそが
最高の宙ぶらりん状態なのかもしれませんよ?

さあ、押してください。
いまやお天道様は何も禁じません。
初冬の陽はただ南天に高くあり、
地上に大らかな光を投げるばかりです。

さあ、押してください。
いまや、あなたは自由なのです。
手足を縛る鉄製のチェーンは、
クローバーの花飾りへと変質したのです。

さあ、押してください。
かわいい、かわいい、ハトと、
おそろしい、おそろしい、鬼と、
巨匠の描いたすごみある
バカボンのパパを、自由に閲覧してください。

でも、ほんと、たいしたものじゃないですからね。
あと、おつき合いいただき、
ほんとうにどうもありがとうございました。
いろんな冗談を書きましたが、
これだけは「ほぼ日」一同の総意として
きちんと言わせていただきます。

投票に参加してくださったみなさま、
ほんとうにありがとうございました!
クルックー! ガオー!
結果がどうなろうと、これでいいのだ!

いままでに 人の方に
投票いただきました!

2003-11-24-MON

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