作業を半分残して
1週間後に苗の植え付けを
手伝う約束をして日光を去った
諏訪さん&「ほぼ日」男手組。
前回の「秘密兵器」として登場した
猿や鹿から野菜を守るため
畑を金網で張り巡らせるというアイデアを
実行に移すために
日光金谷ホテル管理部・泉さんを中心とした
作業は続いていきます。
日光金谷ホテル企画部・倉澤さんから
その途中経過の模様が送られてきました。
まずは金網のはる枠を作るため
支柱が裏山の菜園に運び込まれます。
当初はユンボで道を作って
車で運び込む予定でしたが
車が上手く通れないということで
全て人力で資材を運びます。
泉さんが率いる管理部の若手だけでなく、
厨房や、ホテルのサービスに関わる人
総出で資材を運びます。
資材の搬入が済んだところで
残りの畝づくりも進めていきます。
全ての畝作りが終わり
全ての畝にマルチシートをはって。
残された時間は1週間。
子供もお手伝いに参加して
仕事の合間の時間をぬって
枠の土台つくりがすすみます。
外枠がじょじょに増えていって
まだまだこれで終わりではありません。
それぞれの外枠をつないで固定していきます。
均等に固定するために編み出された
「ストッパー松本君」が大活躍です。
と、これまで順調に進んでいた作業が
突然、中断されました。
作業も残り少しとなったところで
外枠を固定する一部の部品が
まだ届いてなかったことが
ここで判明!
しかも、この部品が届くには
1週間以上かかってしまうらしい。
苗の植え付けまでに
金網を張り巡らせることが
事実上、不可能になりました。
「泉さん!どうするんですか!」
スタッフの問いに泉さんは考えました。
「大事だよ。
(栃木弁で「大丈夫」の意味)
とにかくよ。
苗を鹿や猿が食べないように
すればいいわけだからさ、
伐採した木はどれくらいあったっけ?」
材木の数を確認します。
「泉さん、材木を数えて何をするつもりですか!」
「だからよ。
苗を猿や鹿にいたずらされなきゃいいんだろ。
この材木を使って見張り小屋を作って
部品が届くまでは
夜はここで交代で番をすればいいっぺ。
あまりにも大胆すぎるこのアイデア!
急遽、小屋作りが始まりました!
恐るべし!日光金谷ホテル管理部のみなさん。
土台を作って。
木をのこぎりで切って。
どんどん小屋らしくなってきました。
恐るべし!日光金谷ホテル管理部のスピード!
虫もこのなりゆきを見守っています!
使える人材は全て小屋作りに投入!
それまで写真を撮っていた
日光金谷ホテル企画部・倉澤さんも
カナヅチをもって参戦です!
恐るべし!日光金谷ホテルの団結力!
諏訪さんが再度くる
苗の植え付け予定日、一日前。
見張り小屋が完成しました!
壁はないとはいえ、
屋根にはトタンをはって
雨よけも完璧です。
何よりすごいのは
この見張り小屋が八畳越える広さであること。
畝作り、小屋作りと大活躍の
日光金谷ホテルのみなさんはようやく
「だれでもつくれる永田野菜」DVDを
インストラクターにして
野菜づくりの実践に入っていきます。
(もちろん、つづきます!) |