最新の記事 2006/02/24
 
第17回の「ややこしい問題。」は、
ほんとうに接戦でした!

やさしい弟さんからのおなやみに、
あちらがいいかこちらがいいか、
一緒になやまれた方が
多かったようです。

まず、 相談の内容をもう一度ご覧ください。

問題17 姉の料理下手、教えるべき?‥‥


28歳の姉のことで、相談です。
よろしくお願いします。
私は25歳の会社員(男)で、実家から通勤しています。
さきごろ、28歳の姉の結婚が決まり、
家族一同喜んでいます。

いままでそんなに気にしていなかったのですが、
結婚話が出たころから、悩み始めました。
私から見て、姉は、料理がいまひとつうまくなく、
しかも自分でそれに気づいていないのです。

姉は東京の大学入学と同時に実家を出て、
そのまま就職し、一人暮らし歴10年になります。
それぐらいたてば、
料理の腕も上がろうという気もします。
しかし私が出張のために姉の部屋に泊まると、
食事を作ってくれるのですが、
それがかならず、おいしくないのです。
作ってもらっておきながらこんなことを思うのは、
よくないですよね。
また姉のほうはまったく気にする様子がなく、
おいしいと思っているようなので、
わざわざ傷つける必要もないし、
まあいいか、と思っていました。

ちなみにうちの母は、
格別料理上手というわけではありませんが、
そうまずいと思うこともありませんでした。
姉が実家に帰ってきたときには、
母が久しぶりの姉のためにとすべて料理を作るので、
たぶん母は姉の料理を食べたことがないと思います。

また、姉の婚約者にも先日会いました。
姉の料理を口にしたことがあるはずなのですが、
やはり、そういった話は聞きにくいです。

姉に、料理の味がいまいちだから、
そういう教室とかに通えば? と、
何度も喉から言葉がそうになっています。

私の考えすぎかもしれません。
結婚して本気で料理すればうまくいくのかも?
姉が料理するとも決まっていませんし‥‥。

しかし一度気になると、なんとかしてあげられるのは
弟である自分だけではないか、
時間もないので早くした方がいいのではないか、
という気持ちが日々大きくなってしまいます。
いま言ってあげたほうが、姉も喜ぶかも? と。

たぶん、弟として、姉が旦那さんに大切にされ、
幸せになってほしいのだと、思います。

こんなことで悩んでいるのは恥ずかしいのですが、
女性の方がどう思われるのか、とても気になります。
料理がまずいと言われるのは、ショックでしょうか?
(G郎)



お姉さんを傷つけたくないけれど、
もしも結果的に傷つくことになった場合、
いま言うのと言わないのとではどちらがより
傷が浅いのか‥‥。
ややこしいですね。

選択肢は次のふたつです。

A:正直に言い、料理教室へ通うことをすすめる
B:何も言わず、結婚後料理がうまくなることを祈る

さっそく、みなさんの投票の結果を発表します!


正直に言うべき!
   
   


しかし、その割合は!!

投票総数:6831

A:正直に言い、 料理教室へ通うことを
すすめる  50.3%

B:何も言わず、結婚後
料理がうまくなることを祈る49.7%

1パーセント以下の差で、
「言う」になりましたが、
投票数にしてほんの30〜40票差です。
つまり開票がもう少し早かったり遅かったりしていたら、
結果が変わっていたかもしれません。
すごいことになりました!

すみません、G郎さん、
それでもここでは二者択一が決まりです。
思い切ってお姉さんに言ってみましょう!
ということで、よろしくお願いいたします。

さて、投票の内容を、
少し詳しく見てみましょう。

実は年代別で、けっこう差がついていたのです。

男女別

女性

A:50.0%  B:50.0%
男性

A:50.3% B:49.7%

年齢別



女性


男性



若いときは「言ったほうがいいよ!」、
結婚歴が短かいほうの既婚者や
お父さんお母さんの世代は、
「別に言わなくてもいいのでは?」、
さらに年代があがると、
「やっぱり言ったほうがいいかもよ」。

迷ったときは経験豊富な年上の方のお考えを
きくという手がありますが、
なんとしたことか、 分かれてしまいました。
おもしろいですね。

よろしければ、集計のご感想なども、
お送りください


さて、メールをご紹介いたします。
みなさん、いつも率直に、
正直に書いてくださって、
ありがとうございます。

ではどうぞご覧ください。

=
喜ばれる喜びを。

いつの日か旦那さんに
「美味しくない」とはっきり言われる前に
今のうちに弟さんが肉親の愛情を込めて
教えてあげるべきです。
そのときは傷ついて怒るかもしれないけど
家族ならすぐ仲直りできます。
「○○ちゃんの料理はおいしいなぁ♪」と、
愛する人にほめられる幸せを
おねえちゃんに味わわせてあげてください!
(37歳 女 同棲中)

=
それはもう2人の問題です。

料理苦手な30歳女子です。
10年間1人暮らしをしていました。
それでも、料理は上手くありません。
1人暮らし歴と料理上手は比例しないような気がします。
付き合ってる人に料理を作ってあげたこともありますが、
「あんまり美味しくなかった」と言われ、
「じゃああなたが作ってね」で今まで来ています。
お姉さんの料理を食べたことがあるだろう彼氏が
それでも結婚するということであれば、
それはもう2人の問題です。
彼氏は「料理」という側面以外に
お姉さんにいっぱい惹かれるところがあったから
結婚することにしたのでしょう。
逆に「料理下手」は取るに足らないことなのだと
思うのです。
自分的には「料理がまずい」と言われることは
別に何とも思わないですが、
身内にそう言われるのは(しかも弟妹から)、
ちょっとプライド傷つくなー、なんて思います。
(しのぶ)

=
家族だからこその指摘。

絶対おいしくないことを教えてあげるべきです。
お嫁に行ってから恥をかくことを考えれば、
素直にまずいと言ってあげる方がいいと思います。
「塩が多い」「出汁の味がしない」などなど、
言い方はいろいろあると思いますよ。
身内だから言いづらい、っていうのもわかりますが、
よそで恥をかくぐらいなら、身内が指摘するのが
愛ってものじゃないでしょうか。
たとえば出勤前のお父さんに「鼻毛が出てる」とか、
お母さんに「襟元からババシャツが見えてる」などの
指摘と同じだと思います。
(かゆ)

=
新しい家庭にはつきもの。

祈るほうに投票しました。
祈るというより、見守るべきと考えます。
というのは、新しい家庭をつくるにあたっては
お姉さまご夫婦に限らず、
必ず問題が持ち上がるからです。
料理(味付け)などは、
その筆頭と言っていいくらいだと思います。
別々の家庭に生まれ育っているので、
ふたりともそれぞれに普通と思っていることが 、
手には普通でないことなど、しばしばです。
思いがけない行動にぎょっとすることすらあります。
それらに慣れ親しんだり譲り合ったりして、
家庭が出来上がるのだと思います。
もし、だんな様になる方が本当にお姉さまの料理が
下手だと思ったとき、だんな様自身が、
このまま耐えるのだと決意すればそのままで、
とても耐えられないと思えば、
お姉さまに料理学校に通ってもらうなり
ご自身が受け持つなり、
そこは新しく家庭をつくるお二人に
任せておけばいいと思います。
気長に、落ち着くべきところに落ち着くものですから
そんなに心配なさらなくていいと思いますよ。
(ねねごん・♀・もうすぐヨソジ)

=
私も鍛えられました。

料理がヘタなお姉さんの話に涙です。
私も料理がヘタな姉で妻で母です。
私には優しい弟はいませんでしたが、
厳しい妹と夫がいました。
「新しい味」「常に新しい挑戦する料理だねぇ」等々
今、考えると随分気を遣っていてくれたんだなぁ、
と思う言葉で、「まずい」と言っていてくれました。
最近になって
「昔は料理がヘタだったねぇ」と
褒めてくれるようになりました。
とにかく、料理教室に通うなりなんなり、
ちゃんとした料理の作り方を勉強した方が良いと思います。
(g)

=
お料理は代わりがききます。

あなたはきっと、優しいのですね。
そして、お嫁さんにするなら
お料理が上手な人がいいなーと
思っているのですね。
お料理は、買ってきて食べることも、
外で食べることも出来ます。
代わりがいくらでもきくのです。
でも、「お姉さん」と結婚を決めた男性は
(きっと手料理を食べているでしょう。
 そのうえで)
「お料理なんて上手じゃなくてもいい
 それより、この人と一緒にいたい」
と、思ったのかもしれない。
「それは、おいおい伝えよう」
と、思ったのかもしれない。
お姉さんとの関係を悪くする必要は
まったく無いので、言わない方に一票です。
(DAZ)

=
事実が知りたいのです。

同じく、弟をもつ姉の立場です。
なにごともなく結婚して、なにごともなく過ごしてますが、
「姉のほうはまったく気にする様子がなく、
おいしいと思っているようなので‥‥」
の一文をみてドキリとしました。
自分のつくる料理なんだから、
自分の味覚にあわせているわけで、
自分がおいしいと思うのは当然だけど、
もし、家族がそれをおいしいと思っていないなら
ものすごくショックです‥‥。
「料理がまずい」と告げられるよりも、
そんな自分の料理を皆が黙って食べていたんだ、
ということをあとで知るほうが、
もっともっとショックだと思います。
お姉さんが私だったら、ぜったい、早めに
「真実」が知りたいです!
もし、本当に料理がヘタなんだとしたら、その事実を。
上手いヘタではなく、弟さんと味覚があわないだけで、
でも弟さんがおいしくないと思っているのなら、
そんなふうに「味覚があわない」ということが、
家族のなかでもありえるんだ、という事実を。
これは、すごく、結婚後も勉強になると思います。
(mK)

=
長い目で見てあげて。

大丈夫! 結婚して家族のためにつくりつづけたら、
そのうちうまくなってくるって。
お姉さんが一人暮らし歴10年て言ってもさ、
誰かのために料理してたわけじゃないじゃん?
上達するには、食べるだんな様の受け止めかただって
影響あるけどさ。
でも、だんな様の愚痴もまだ出てないんでしょ?
愚痴がでたらG郎くんが
ちょっと聞いてあげればいいじゃん。
女の人ってさ、ほんとにおいしい時は
「おいしい!」って言ってあげると喜ぶよ。
食べる方も、家庭料理に最初から
プロの味みたいなの期待し過ぎない方がいいと思う。
長い目で見てやってよ。
これからお姉さんたち夫婦ふたりで
頑張ってくとこだからさ、
応援する気持ちでいたらいいと思うよ。
(ちくこ)

=
きっかけとモチベーション。

私はAの料理教室をすすめる、に投票しました。
私は今お姉さんと同じ年齢です。
結婚予定はありませんが、同じ一人暮らし10年で、
お料理は、自分が食べて食べられるものを
作っている程度の腕です。
一人暮らしをしているということは、
ほぼ毎日料理を作る機会はあるはずなのですが、
もともと料理をすることに
そんなに興味がなかったことと、
誰か他の人に食べさせる機会もあまりなく、
料理が上達することのないまま
この年齢にきてしまいました。
私が思うに、お料理の上達にはきっと、
何かのきっかけとモチベーションが必要です。
なので、もし、お姉さんのお料理の腕がイマイチならば
弟さんが言ってあげることは、お姉さんにとっての
良いきっかけになると思います。
どんなことでも、上手になることに損はありませんし。
わたしもこれを機会にお料理できるようにがんばります。
(ちぃ)

=
料理下手で離婚はされません。

私が結婚するとき、
私の弟も同じことを考えたそうです。
弟というものは、姉が思っているより
ずっとお姉さん思いなんですね。
ありがたいことです。
しかし、料理が下手で離婚されることはありません。
料理は、本のとおりに作れば、大抵美味しくできます。
逆に、お姉さんが、そんなことでコンプレックスを
感じてしまうことのほうが問題です。
結婚生活には、
それよりも大切なことがたくさんあります。
どうか暖かく見守ってあげてください。
(匿名)

=
旦那に言われると腹が立つ。

ぜひ、教えて差し上げてください。
自分の作った料理に、旦那が文句をいう瞬間ほど、
腹の立つものはなかなかありません。
「あ、薄味かも」
と思っていても、塩を取りに立たれると、
反射的にむかっときます。
ましてや、自分では気付いていなかったのに、
「美味しくない」
などと言われた日には、どうなってしまうことか‥‥。
今ならまだ間に合います。
お姉さんの家内安全のために、是非、告げてあげて下さい。
(三十歳・主婦)

=
お母さんと比べてしまう?

私はBにしました。
お姉さんの料理がおいしくないというのは、
おそらく、母(相談者とお姉さんの)の味と
比べてしまっているからでは? と思うからです。
私は、結婚するまで自宅におりましたので、
料理などは全くといっていいほどしていませんでした。
結婚して4年、未だに自分の味付けができないので、
料理本片手の台所です。
しかし、何種類かの料理は、
だんだんと自分の味(=旦那の好み)で
固まってきています。
旦那さんと生活をすることで、
料理はかわってくると思うのです。
毎日食べるものですから、旦那さんになる人は、
お姉さんの味付けに、いろいろと意見を
していくのではと思うのです。
料理教室を勧めるのも一つの手だとは思いますが、
お料理の基礎本を、家族から
プレゼントしてあげるはいかがですか??
(かりめろこ)

=
料理教室のメリット。

A 料理教室へ通う事をすすめる に1票です
母に「お姑さんに味を教えてもらいなさい」
と言われ続け
独身時ほとんど料理をしてこなかった私は
結婚して料理の手際が良くなって
(味うんぬんよりこっちの方が先です)
味のほうへの余裕が出るまで何年かかった事か!
料理教室で手際を習うだけでも
味はおいしくなると思います
手際が悪いと味も悪い!(私だけでしょうか?)
しかも両家で味が一緒って事はほとんどないと
思うのです。でも料理教室に通っていれば、
軌道修正も早いのでは?
(静岡県・30代・女性)

=
味覚は人それぞれ。

わたしなら、そっとしておきます。
味覚はひとそれぞれですからね。
おねえさんの婚約者はもしかしたら
お姉さんのお料理がおいしいと思ってるかもしれない。
おいしいとはいわないまでも、
こんなもんだと思ってるかもしれない。
お料理の腕についてはなにも期待してない
(だんなさんが料理担当かもしれない)。
という可能性も大ありです。
ですから、ご心配かもしれないけれど、
そっとしておいてはどうですか?
もしもどうしても気になるのなら、まずは
お姉さんに、婚約者さんの好物は何? とか
料理してあげたりしてるの? とか
あるいは婚約者さんに、お姉さんのお料理どう? とか
さりげなーく鎌を掛けるところからはじめてはいかが?
(KN・三十代虹の母)

=
夫婦円満ならばよし。

すてきな弟さんですね!
なんだか素敵なお話だなぁと
とってもいい気分になりました。
うちの母は自他共に認める料理ベタ
(なんかいつもピンぼけ?な出来になる)ですが、
夫婦円満ですっごく仲良しです。
そんな両親を見て育った私としては、
料理の腕くらい別にいいじゃん! 愛があるんだから!
とは思います。
けど、弟さんのお姉さんをおもう気持ちが素敵なので、
私がお姉さんの立場だったら
「実はねえちゃんの料理の腕を心配してるんだよ」と
言って欲しいな、と思います。
きっといい思い出になるような気がします。
(24才・女 ラロ)

=
愛情という調味料もある。

お姉さんは、一人暮らし暦10年なのですよね?
一人暮らしの料理と言うのは、結構、
「作れるけど、人に食べされられる程ではない」
レベルだったりします(苦笑)。
誰かと一緒に暮らし、その相手の味覚に合わせる努力を
することによって相手の口に合う料理を、
だんだん作れるようになっていくのではないでしょうか。
また、弟さんは、お姉さんとお母さんを比較して
「不味い」と思っていらっしゃるようですが、
お袋の味というものは、世の女性にとって、
越えられない壁とも言える強敵なのです。
それとお姉さんとの腕を比較して「不味い」というのは、
あなたの彼女にとってもお姉さんにとっても、
酷なのでは、と‥‥。
ここは、何も言わずにおく方がいいと思います。
きっと、旦那さんになる方へ作るお料理には、
愛情という調味料もたっぷり入っていると思いますから、
旦那さんになるか方には世界一美味しいと
感じるかもしれませんよ
お幸せに! お姉さん。
(31歳、料理の下手な既婚者・女)


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