●使い方で読みを判断しよう。
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りか |
今回は、読み方が変わると
意味がちょっと変わることばですね。 |

アロハ |
これって、
こういう字を書くんだ~。
なんとなく、江戸っ子のつかう
ことばかと思ってました。 |

りか |
江戸っ子? |

アロハ |
そうそう、
「かたっぱし」とか、
「ひとっぱしり」とか。 |

りか |
それも江戸ことばじゃなくて
普通のことばだと思うよ。 |

アロハ |
なんてぇこったい!
へへ。これは江戸っ子っぽい? |

りか |
まあね。
アロハっちの思う江戸っ子って、
とにかく威勢がいいんだね。 |

アロハ |
だって、そうですよー。
だからついまちがえちゃった。
まぁ、それはいいんですけどー、
今回の問題、難しくありません? |

りか |
そう?
文章の流れや使い方で、
読み方がわかるはずよ。
「ひもの一端」なら「いったん」。
「一端の職人になる」なら、
「いっぱし」。 |

アロハ |
えー。
あんまり自分で使いませんもん。
「ひものはしっこ」
「いちにんまえの職人さんになる」
って言いますよ。 |

りか |
言うのはいいけど、
読むときには、さっと!
瞬時に判断しないと。
「一端のエンジニアとして
プロジェクトの一端を担う」は? |

アロハ |
い、‥‥えーと、
いったん、‥‥
ここでいったん、CMでーす! |

りか |
その「いったん」は、
「一旦」でしょ。 |

アロハ |
えへへ。またまちがえちゃった。
あ! もうすぐアロハは
フラダンスの発表会があるんですー。
フラチームの一端(いったん)で、
一端(いっぱし)にがんばりまーす。
ららららららら~ん♪
(ハワイアンを踊りながら去る) |

りか |
会社で踊ってる‥‥。
「一端の社会人」にも
いろいろいるよね‥‥。
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