こま
【独楽】
「
こま
なんて、回るだけじゃないか!」
温厚で知られる日比野だったが、
さすがにこのひと言は許せなかった。
日比野は床に転がった
こま
を拾い、
洋助をにらみつけて叫んだ。
「もういっかい、言ってみろ!」
とじる