てっかんのん
【鉄観音】
四丁目の善治郎じいさんは、
「
てっかんのん
」ということばの響きが大好きで、
まったく脈絡なく「
てっかんのん
」と
発声するくせがある。
「あー、ヨシオくん、おかえり!
てっかんのん
!
学校、終わったの?
てっかんのん
?
今年はアレだね、
てっかんのん
、
花粉の量が
てっかんのん
、すごいらしいね、
てっかんのん
!
てっかんのん
!」
とじる