本読む馬鹿が、私は好きよ。
その5:京極夏彦を読む人々。

最初はいちばん最初から。

ほぼにちわ。もぎ・カエルでございます。
今日から「京極夏彦を推す」であります。
私はこのシリーズをやるにあたり、ほぼ日の読書家、
シェフに「京極夏彦はどれを読めばいい?」と聞きました。
「坊主の話が好きなあなたなら、『鉄鼠の檻』じゃん?
 文庫でもうでてるはずだよ。」

やった!文庫か、とおもって、本屋に行ってみますと、
あらいやだ、いままでに見たこともないような
ブ厚い文庫本が並んでおりましたよ。
どうやら、5センチくらいはあるようです。ああ重い。
しかし、あっちゅうまに夢中で読んでしまいますねえ。

さてそろそろ、今日のオススメいってみよう。
そうそう、この本は、
「京極堂」という人物が登場する
シリーズものであります。
「妖怪シリーズ」「京極堂シリーズ」などと
呼ばれているようです。


文庫版 姑獲鳥の夏
講談社文庫
京極 夏彦 (著)
価格: ¥800
講談社 ; ISBN: 4062638878
※新書版もあります。
 内容に違いはありませんが、
 文庫版はそれ用に編集がなされています。

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やはり最初はなんといっても「姑獲鳥の夏」ですね。
1週間程の旅行で、
電車に乗る時間が長いから厚い本を、
と持っていったにもかかわらず、
止まらなくて2日位で読み終わってしまったという
苦い(?)経験があります。
もう、ただ驚くばかり。
最後には声をあげて泣いてしまいました。
しかしこのシリーズ、
進むにつれ厚みが増し到底1日では読みきれません。
先が気になりつつ眠りに就くと、
夢に見ます。
少し、うなされます。
かなり、罪作りなシリーズです。

せきゅ
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京極さんの何がすごいって、その知識の豊富さ。
小説1冊に込められた知識の多さと、
その後ろにまだまだ仕舞い込まれているであろう
知識の多さに圧倒されるばかりです。
キャラクターも個性的な人たちばっかり。
笑えるところもちゃんと用意されてるし。
難しそう、恐そう、
厚くて読むの大変そうと
敬遠される方も
多いかもしれませんが、
京極堂シリーズ一度お試しあれ!


しーやん
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やはり京極堂シリーズっすね。
民俗学をベースにしたかなりマニアックな舞台設定、
題材なのにもかかわらず、
恐怖、驚き、笑い、ワクワク感、愛、そして悲しさ・・・
まさにエンターテインメントとして
成立してると思いました。
キャラクターの組み合わせが最高です
漫才をやってるかのような会話のやり取りもあり、
おどろおどろしい話の流れのなかでそれを読むと、
本当にほっとします。
第一作の「うぶめの夏」から
順に読むのがいいと思いますが、

まほーじん
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「姑獲鳥の夏」
初めて読んだ時の衝撃といったら!
人がどんどん殺されたりとか
怖い人物が出てきたりとか
理不尽な現象にみまわれたりとか
そんなことは一つもないのにも関わらず
動けなくなる程怖かった!
とにかく途中で
止めることはできない面白さ
なので
時間をたっぷり用意して挑んで欲しいです。
他も面白いけどとにかくこれから読むべきです。

 
佐藤(仮)
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京極作品はどれも好きですが、
いわゆる京極堂シリーズが一番好きです。
順番に読んでいったほうが
人物の心境をより理解できると思うので、
最初に読むなら「姑獲鳥の夏」
をおすすめします。
私はこれを読んで
世界認識が大きく変わっちゃいました。
早く新刊出ないかなあ。

アダチ
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今日はいつになくたくさんのメールを紹介してみました。

厚さや、なんとなく、ってことで、読んでなかったけど、
よんでみたら、はまったというようなメールも
結構たくさんいただきました。
わたしも、意味なく敬遠してたので、
「読まず嫌い」を後悔した次第。

次回は、darlingもシェフも「いちばん」という
「魍魎の匣」についてであります。
(私も現在読書中!)

メールもまだまだお待ちしてますよ!!

2002-03-15-FRI

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