本読む馬鹿が、私は好きよ。
その6:スティーブン・キングを読む人

小説とは違うけど。

ほぼにちわ。もぎ・カエルであります。
「メールがこないんだよ〜。」と
泣きをいれてしまったところ、
メールいただきましたっ!
うれしいっす。

今日も幸せにススメられてみましょう、
スティーブン・キング。

まずは、毛色がまた全然ちがうものを。
「小説作法」であります。


小説作法

スティーヴン・キング (著),
池 央耿 (著)
単行本 - 348 p (2001/10/26)
アーティストハウス ; ISBN: 4901142674 ; サイズ(cm): 18 x 13


じつはこの本は、
「清水ミチコの試供品無料進呈」で
清水さんも書いていらっしゃる。
http://www.1101.com/michiko/02_jan.html
1月4日のところにご注目。

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「小説作法」をお薦めします。
一応、小説の書き方指南本なんですけど、
そんなことに関係なく面白いです。
かえって
小説家志望の人が読んだら
落ち込むかも・・・

ありがちな少年時代の日常を、
あれほど面白く書けるんだもの、
世界的ベストセラー作家の力を見せつけられるおもいです。
読んでいてニヤニヤ笑いが止まりません。

後半には生死の狭間をさまよった
交通事故の話も書かれてます。
助かって良かった。
『暗黒の塔』シリーズが未完に終わらず
ホントーに良かった。

indori
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ライター志望の人向けの本だと思われがちですが、
前半のキング生い立ちだけでも読む価値ありです。
少年時代のエピソードや、初めて酒に酔った時、
「キャリー」を思いついた瞬間まで。
キングファンなら読んで
絶対に損はない
ですよ。

カー
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私自身、彼の小説は
10冊程度しか読んでいないのですが、
ファンの人も映画しか知らない人にも絶対お薦めです。
その生い立ちから
近年の大事故に至るまでの私生活を交えつつ
(これがまた面白い!
 特に大工の叔父さんの描写は絶妙です)、
彼の小説構成の秘密を小気味良く披露しています。
「キャリー」のペーパーバック権が売れたときの
エピソードなどは感動的です。
また、タイトル通り、小説の具体的な書き方、
他の作家への手厳しい批評、
エージェントへの売り込み方など
作家を目指す人にとってはすぐに役立ちそうです。
つまり
おいしさが幾重にも重なってて、
とっても味わい深い本なのです。


ぼんじ(ペンネームです)
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わたしは、ほぼ日スタッフの、
ロック・西本に本を拝借。
まさに読み始めたところであります。
そして、となりのとなりに座っている
メリー・速読・木村がやってきて
「いや、まじいいんすよ。
 すげー、参考になりましたよ!!!」
と、びっくりマーク付きで語っておりましたぜ。

では、お次は、本筋にもどりまして。
現在のところ、
「刑務所のリタヘイワーズ」に次いで、
メールの多かったものでありますよ。


ペット・セマタリー〈上〉

スティーヴン キング (著),
価格: ¥552
文庫 - 397 p 上 巻 (1989/08/01)
文芸春秋 ; ISBN: 416714803X ; サイズ(cm): 15 x 11

ペット・セマタリー〈下〉
スティーヴン キング (著)
価格: ¥533
文庫 - 334 p 下 巻 (1989/08/01)
文芸春秋 ; ISBN: 4167148048 ; サイズ(cm): 15 x 11

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私のおすすめ・一番好きなキングの本は、
何と言っても「ペット・セマタリー」です。
高校生の頃に読んで、
「活字とは、こんなにも豊かな表現が
 できるものだったのか!!」
とショックを受けたのを、今でも鮮明に覚えています。
とても、怖い小説ですが、
その根底には「愛」があるのです。
とても怖くて、哀しくて、辛くて、愛おしいお話しです。
おすすめします。

げんじん
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困ったときのスティーブン・キング、
これが私にとっての位置づけなので
どれも好きなのですが、
「ペット・セマタリー」もいいと思います。
死者が蘇る...
と聞くととても恐く感じるかもしれませんが、
恐怖より愛する者を失った哀しみを強く感じます。
考え出すと頭がぐるぐるしてしまって
苦しい迷路にはまったような気持ちになります。

自分の身に現実に起きたら、
私はどうするんだろう?


たくらまかん
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こんな方に、おすすめします。
所帯持ちで、幼いお子様をお持ちで、
最近、引越しをされた方。
その上アクセクしながらも、
のほほんとした毎日をお送りの方。
犬か猫を飼ってらしゃれば、なをよろし。
私は10年前上記のような状況
(ペットは飼ってませんでしたが)で
この本に出会ってしまい、キングにハマリマシタ。
のでした。

satoshi.K
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おすすめはメジャーなところでは、
「Pet Semetary」です。
一番怖い作品だと思います。
最後の方は後ろを振り返りながら読みました。
Semataryがどんな辞書で引いても
分からないので知り合いのアメリカ人に聞いて、
初めてCemetery(墓地)のことだと
分かったのが印象に残っています。
子供が発音通りに書いた単語なんですね。

おスヌパパ
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ぐへえ〜〜。
子供アイテムは、えらく怖さを誘いますなあ。

>子供が発音通りに書いた単語なんですね。
読んでみる前から、こころにしみるこの記述。

次回は、「担当編集者は知っている」の
ツルミさんのオススメなんぞも交えつつ。

メールもまだまだ募集中なのです〜〜〜。

2002-04-03-WED

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