ストーリーはシンプルだけど。
ほぼにちわ。もぎ・カエルであります。
先日より読み始めた
キングの「小説作法」はあんまりおもろかったので、
通勤電車はもちろんのこと、
乗り換えのときなどにも、
二宮金次郎がごとく本を読みながら
足下を気にしながら読み倒しました。
小説は、うまっている化石を掘りだすようなもの、
と、夏目漱石の夢十夜の中の話のようなことを
おっしゃっておられました。
そろそろ、次のオススメの募集も開始であります。
くわしくは、いちばん下にございます。
さて、今日は、
『担当編集者は知っている』で
オナジミの筑摩書房のツルミさんも
オススメの、『死のロングウォーク』でありますよ。
「必読!」だそうです。
バックマン・ブックス〈4〉
死のロングウォーク
スティーヴン キング (著)
価格: ¥667
文庫 - 412 p 4 巻 (1989/07/01) 扶桑社 ;
ISBN: 4594004539 ; サイズ(cm): 15 x 11
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読者の感情を揺さぶるのが とてもうまい作家です。
そのことは、登場人物の執拗なまでの
感情描写に現れていると思います。
初めての方にお勧めするとすれば、
初期の作品の中から「死のロングウォーク」でしょう。
氏の作品の大半を占める、
いわゆるオカルト的なものではなく、
むしろSF的な近未来の設定ですが、
シンプルなストーリーを
主人公の視点と心理描写のみで
最後まで読ませます。
ただし、とても怖い。
すごくショッキングな話です。
マエチン
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おすすめは、リチャードバックマン名義の
「死のロングウォーク」です!
内容自体は、非常に簡単な本なんですが、
キングらしい細かい記述がすごく、登場する少年たちが
本当は実在するんじゃないか、
とつい考えてしまうほどの
リアリティー
がおすすめポイントです。
「バトル・ロワイアル」の作者高見広春さんも
大のキング好きらしいのですが、
これを読むと、「確かに!」と確信します。
「バトル」が好きな人は、是非一読をおすすめします。
いわとびぺんぎん
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スティーヴンキングといえば、
私の中では
「死のロングウォーク」
が一番です。
さっきBK1で書評をちらりと見たら、
キングが大学生の頃に書いた話とか・・・
とてもそうは思えない筆致です。
何せ、内容はシンプル。
読み始めた時は、こんなんで1巻分話が続くんかいな、
と心配してしまいましたが、一気に最後まで読了。
自分もマラソンしたかのような
疲労感の中、
満足のため息をついたのでした。
TVで日曜日にマラソンずっと見てる親父の気持ちが、
少しわかりました。
はらひろ
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というわけで、
スティーブン・キングも次回で終了。
(まだメールは募集中でありますよ。)
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