本読む馬鹿が、私は好きよ。
その7:夏目漱石を読む人

まずは、短いのから。

ほぼにちわ。モギカエルでございます。
(この名前にも飽きたので、木工用ボンドガールに
 もどそうかなあ。)
我が夏目漱石は、新潮文庫のYONDA?ちゃんの
トートバッグがほしかったので、
シェークスピアとまとめて購入したものであります。
動機はまあ、とても不純ですが、
ちゃんと読んだので許してください。

さて、今日は夏目漱石の第一回目であります。
ちょっと意外なところから。
でも、みんな高校の教科書がはじまりなんですなあ。
我が母校のにはあったのかな??忘れてしまった。


夢十夜
夏目 漱石 (著),
価格: ¥2,300
単行本 - 85 p (1999/03/01)
パロル舎 ; ISBN: 4894192063 ; サイズ(cm): 22 x 16

このほか、↓こちらもあります。
文鳥,夢十夜新潮文庫
夏目 漱石 (著)
価格: ¥400
文庫 - 262 p (1976/07/01)
新潮社 ; ISBN: 4101010188 ; サイズ(cm): 16


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お薦めは「夢十夜」です。
中学校の国語の教科書で読んで、
心にビビンと響き、文庫本を買いました。

それまで教科書に載ってる作家なんて…
と思っていましたが、この本を読んで、
夏目漱石を好きになりました。


PEE
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最初に読むなら「夢十夜」の第一夜がオススメです。

私は「文学」に全く興味のなかった高校時代、
国語の問題集に載っていたこの作品を読んで、
文学って難しいから残るんじゃない、
面白いから今の時代まで残るんだ!

目からウロコがベリベリ落ちました。

「明治の文学作品」なんて聞いただけで
めまいを起こしてしまう人も、全然問題なし。
言葉もあまり難しくないし、量も少ない。
文章を読むのが遅い人(私)でも5〜10分あれば
確実に読めます。

漱石の描く女性って上品な中にも
強さと人を惹きつける神秘性があって、
クラクラきてしまいます。
この辺が現代にも通じる良さのひとつなんでしょうねぇ…。
とにかく、一度触れてみて下さい。

あね
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「夢十夜」が好きです。
幻想的でちょっと恐ろしい、
まさに夢を見ているような美しい世界に
怖いけど誘惑されます。
夏休みの宿題で苦しめられた、
あの漱石を忘れて
楽しめる作品です。

GROMIT
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漱石先生と言えば「夢十夜」です。
とっかかりとしては
すごく読みやすい本ではないでしょうか。
短編の集まりなんですが「怖い夢」や
「儚くて美しい夢」などつらつらと
夢をつづった短編集です。
モノクロオムの
映画を見るような
しんと美しい世界観
は、
自分自身が漱石先生になって
夢を見ているような気がしてきます。
まるで自分にもそんな体験があったかのように
錯覚させられます。
ぜひ一度あの美しい文章を体験してください。

ななお
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漱石先生といえば、
なんとなく中編の小説をおもっていたので、
やや、意外な感じがしました。

2002-04-14-SUN

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