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| 本読む馬鹿が、私は好きよ。 その10：山田詠美を読む人 |
| 「ディープ」な山田詠美ではないものを ほぼにちわ。本よんでますか？ 私は現在、古典を読む月間。 現在はトマス・モア「ユートピア」を あんまりおもしろくないなあ、とか思いながら、 よんでいます。 こちらのページは、 今日からは、「山田詠美を推す」で参りますよ。 山田詠美は、我がケツがまだ青々としていたころ、 ずいぶんとたくさん読みました。 若き日のおもひで。 どうなんでしょうか、「ああ、どうせ」なんて感じで 読まず嫌いの人も多くいるだろうなあ、 と、おもわれる山田さんですが、 この機会に、どうぞオススメされてみてください。 ワタクシも、その若き日に、敬遠していたのですが、 読んでみたら、偏見を後悔いたしました。 では初回は、ならし運転状態で あんまり「ディープ」な山田詠美ではないものを オススメ！ （あれ、そうでもないのかな？？）
私のオススメは「ラビット病」です。 一種破天荒な女の子「ゆりちゃん」と 実にかいがいしい（？）男の子「ロバート」の恋愛物語。 他の恋愛作品と比べると「子供っぽさ」を感じそうですが、 読み進むと 「愛ってこうでなきゃ」感に とらわれます。 かなり、「LOVE LOVE」な二人に 嫌悪感を抱く方々もいらっしゃると思いますが こんな形もあるんだと切り替えてほしいです。 決してそれが幼稚な訳ではなく、人が本来もっている、 「包み隠すことのない愛おしむ感情」を 充分体験できると思います。 （しげ） 一番好きなのが「ラビット病」。 ゆりちゃんのわがままっぷりと、 ロバちゃんのケナゲな感じ。 でも二人とも、お互いのことが大好きなのがよくわかる。 誰かを好きになったときの、 あの切ない感じがいい！ エイミーの小説は、 難しいことを難しい言葉で書くのではなく 誰にでもわかるやさしい言葉で 言ってのけちゃうところが素敵。 （ゆきえ） ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
「ぼくは勉強ができない」。 もし、同じクラスだったら 完璧片思いしているだろうなあと思う、 やんちゃで格好のよい男の子・秀美くん。 （桃子さんという彼女がいるので） 彼の心を通して、 魅力的な大人は どんな人間かって 気づかせてもらえます。 子供がいる今、私は秀美くんの母・ 仁子さんに惹かれますね。 （mika） 私が一番好きなのは、『ぼくは勉強ができない』です。 彼はまわりに流されず、 ちゃんと『自分』をもっている高校生で、 私は彼よりずいぶん年上なのに 『いい男だなぁ』と惚れてしまいました。 彼のハハも、すごくカワイイ女性で、 おとなになったらこんな風な 自分に素直なひとになりたいと 本気で思ってました。 そのころはもうすでにいいおとなだったのに・・・。 （みーな） 「ぼくは勉強ができない」です。 一番はこれに限ります！ これは高校生が主人公だけど、大人の為の本です。 秀美かっこよすぎ！ 出てくる人々の どんな行動もどんな言葉も ドキッとさせられることが多い。 大人になった自分はどうだ？って感じです。 心に”ぐっ”とくることがいっぱいです。 （ めぐっぺ） ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ あ～、これは、私はきちんと読んでないや。 ということは自分の山田詠美ブームは、 94年以前にあったのだな。 今日の日曜日に、本屋さんにいってみようっと。 そうそう、みなさん、メールたいへんお待ちしてます～～。 ぜひ、あなたのオススメの山田詠美作品を御紹介ください。 |
2002-06-09-SUN
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