本読む馬鹿が、私は好きよ。 その10:山田詠美を読む人 |
恋愛と結婚と。 ほぼにちわ。本読んでますか、どうですか? 今週は、ジョン=アーヴィング 読み返し週間をやっております。 (なぜならば、金欠だから、新しい本が買えません。) さてこちら、本読む馬鹿でありますが、 こちらは、だんだんもりあがってきました。 メールをたくさんいただきました〜〜。 今日は、恋愛と結婚という構成であります。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 私のオススメは『トラッシュ』です。 主人公ココが愛してしまった どうしようもない男との生活。 どうしようもないけど、どうしても好き。 そんなココの気持ちが私の ごく一般的な恋愛と妙にだぶったりして、 とても感情移入して 読めた作品です。 一時期マスコミなどで取り沙汰された 彼女独特の表現方法は、 私にとっては “純粋すぎる愛”“素直すぎる愛情表現”。 こんな風に掛け値なしに人を (恋人に限らず)愛せたら…。 明日からはもっと素直な自分になろう、 シンプルに生きよう、と思える 素晴らしい作品だと思います。 (yyy) 『トラッシュ』が ものすごくよかったです。 主人公のココという女性が 一つの恋に終止符を打ち 新しい恋へと飛び込んでいく様子を描いた 作品なのですが、 恋愛というものについて 改めて考え直させてくれるはずです。 恋愛ってむずかしい言葉をいっぱい使っても 説明できるし実際にそうやって 人を愛する事もできるけど、 本当に人を愛することって実はすごくシンプル。 人を愛する才能がある人って実はすごく素直。 そんなことに気付かせてくれます。 登場人物の中に必ず一人は 自分に似てる人を見つけるんじゃないかな、、、。 エイミーの人間描写には脱帽です。 (KUBO) 「トラッシュ」。 あんまりにも読み返して擦り切れてます。 胸がきゅうんとなる恋愛もいいけれど、なんでしょう、 登場人物の個々の生き方がぐううっと胸に刺さります。 (ふみ) 登場人物がそれぞれにひたむきなんです。 でも、だからといって物事がうまく回るかといったら そうではなくて、 それぞれにひたむきだからこそズレが 生じて苦しんだりして・・・ こんなに厚みのある小説を 私はほかに知りません。 「トラッシュ」を読まずして 山田詠美を語るなんて、 免許取り上げです!!(何の・・・) (まきこ) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ああ、この本は大学のころ友人にかりて、 なくして、うやむやにした記憶があります。 あんなに、感動したくせに。 苦い思いで。 じゃあ次は、結婚。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 山田詠美の本は、どれも言葉に力があって、 ぐっときたり、じわっときたり、 すごく言葉が身体に染み込んでくるのです。 身体全体で読める本、 なかなかないです! 全部がオススメ!と言い切れるくらいですが、 あえて挙げるなら 『チューイングガム』です。 男女が結婚する前、結婚、そして結婚した後の話を 回想しながら語って行くという形式で、 当人のココとルーファス、とても素敵です。 私は、当時の彼(今は、ダンナですが)の お姉さんの結婚祝にこの本を贈りました。 とても思い入れのある本、そして作家なので 色々と語りたくなってしまいますが、 それを抑えて、「読んでみて。」 と渡したい、そういう本です。 (と。) 私はだんぜん「チューイングガム」をおすすめします。 一組のカップルの出会いから結婚までの 出来事を描いているのですが、 何度読んでも泣いてしまいます。 しかも、悲しいとかせつないという感情ではなく、 ただただ「何とかわいらしい2人なんだろう」 という涙が出てきます。 “好き”っていう感覚って大切だなぁ。 としみじみさせられます。 結婚を控えた方、 ぜひぜひ読んでみてください。 (かおちん) わーい、やっと山田詠美を推すだ、何にしようかな、 う〜んやっぱり「チューインガム」でしょう。 24のとき「すごくいいよ!」と同い年の友達に勧めたら 「この本がいいなんて青いね」といわれた。 でも54の母は読んだ後、本を抱きしめて ぽんぽんとたたいていた。 いつまでも青くってもいいモーン! (ぴょんこ) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ これは、ほぼ日の結婚願望の強い 某スタッフに、買ってあげようかしら。 まあ、自分だって 願望がないわけじゃないんだから、 先にかって読んでからにしろ、とツッコミもいれておこう。 そろそろ、次の作家さんを選びださなきゃねえ。 どなたにすんべえ? では、また! |
2002-06-16-SUN
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