本読む馬鹿が、私は好きよ。 その13:ジョン=アーヴィングを読む人 |
声を出して笑えたりもする。 ほぼにちわ。本読んでますか〜。 私は、現在村上春樹さんの新刊を入手して、 むさぼり読み中であります。 なんだか、おもしろい紙をつかった装丁で、 ページ数が多いのに本自体は薄いので、びっくりしました。 ほぼ日では現在、 シェフもメリー木村も読んでいるのだ。 と、同時に、ほぼ日を席捲しているのは、 「北の国から」です。私は見たことなんだけど。 で、darlingいわく、 人がどんなにしょうもなくてもそれが人だから。 人生は、死ぬより生きるほうが素晴らしい、 というような、そんな部分が同質だと。 「アーヴィング好きの、そして、時代劇好きの モギにはススメるね。」 というわけで、私は金曜日に、会社のミッキーちゃんの DVDプレーヤーと、北の国からのDVDの1巻をかりて お家に帰りました。 「北の国から」と村上春樹な週末です。 ささ、その、アーヴィングでございます。 今日は、おまちかね、「ガープの世界」です。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ガープの世界を推します! 私はあの強い母に憧れ、育てられたいとすら思います。 読んだ後に映画を見ると 少し物足りないかもしれないけど、 キャスティングはいい線いってます。 ただしやはり本の人物描写の 密度の濃さにはかないません。 あの素敵な世界を是非のぞいてください。 (鳥取のカトロン) ガープの世界はまず映画からオススメします。 なぜかあさんがあんなにイッテルか、 疑問に思った方は読書しましょう。 いわゆるアブノーマルさの中のやさしさ、 そしてノーマルと考えられる人のこわさが 活字にしてあるのは、この本が初めてでした。 行間ににじみ出る、冗談の間の取り方に、 声を出して笑ったのもこの本が最初でした。 曲はポールの「I’M SIXTY FOUR」 初めて聴いたときはジョンの作詞だと思っていたので、 彼の人生と重ねて、余計泣いてしまいました。 (ちなみにジョンはヨーコに 「海辺でショーンからの手紙を待つような 夫婦になろうね」と言っていたそうです) (しのの) ジョン・アービング、大好きです。 アメリカ大学留学中、ルームメートから借りた 「ガープの世界」に引き込まれ、 自分で購入したペーパーバックは 表紙が取れてボロボロになってしまう位 何度も読み返しています。 その中でガープの処女作 「ペンション・グリルパーツァー」も最高! ちょうど昨日Amazonのサイトで これのカセットを発見してしまい、 只今購入すべきか否か悩み中。。。 (IZZY) 本はもちろんですが、 映画としてもこれは一番好きな作品で、 この世界観にはかなり影響を受けました。 私は、凄く若い頃に父を亡くして、 家もそんなに裕福ではなくて、 楽しいこともそれなりにあったけれど、 それ以上にいろんなことが羨ましかった時に この作品に出会いました。 感想は、ただもう感嘆符!! 涙が流れました。 未だに上手く言葉では表現できませんが、 悲しみや自己憐憫の涙じゃなかったことだけは確かです。 決して楽しい話ではありません。 割合でいけば不幸の方が多いくらいかな・・・。 だけど、幸せか、そうでないかといったレベルを超えて 根底に流れている力強さのようなものに、 とても勇気付けられ、救われました。 人生って素晴らしい!なんて片付けたくはないけれど、 悲しさも喜びも全部、 自分も受け入れて生きていけるかもしれないな、 と思ったものです。 映画では、あっけらかんとした ビートルズの曲も凄く合ってて、良かったです。 (ちびニャン) 「ガープの世界」 一番はじめは母に薦められてこの映画を見て、 (主人公はロビン・ウィリアズだった) それから原作を読んだ。 ジョン・アーヴィングのすごいところはどんな人生の せつなさも極上のユーモアセンスで おとぎ話の世界のように 表現してしまうところだと思った。 (まめねこ) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ こないだ、読み返しました。 また、最後で号泣ですよ。 さて、実は! 次回の作家さん、真保裕一さん、 メールが2通しかきてません。 というわけで、ひとつ、読んでるみなさん よろしくお願いします! 次回は、アーヴィングの最終回 「未亡人の一年」をお送りします。 |
第14回は、 |
2002-09-15-SUN
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