本読む馬鹿が、私は好きよ。

電車のなかで本を読んでいる人を見つけると、
何を読んでいるのか知りたくなります。
自分は読んでなかったけれど、
たくさんのファンのいる作家については、
「どういうふうにおもしろいの?」って聞いてみたい。
読みたい本が増えるのって、うれしいことだから。

どうぞ、この作家をよく読んでいる読者の皆さんは、
「ほぼ日」の読者に、そのおもしろさを伝えてください。

泣くのにもってこいの本。

ほぼにちわ。
ウェルカム・トゥ・ザ・ブックス・オブ・チョンマゲ。
まいど。モギモギコっす。
先日、何冊目かの新選組関連本を読みながら、
「あ、この次の展開知ってるからもういいや〜。」と思って
本をぱたんと閉じてしまった。
はっ!
あたりまえだっちゅうの!!
史実に基づいた小説なんだからさ。

ええ、そうです。
ここに出てくる本を読んでしまうと、
大河ドラマのなかで、
「だれが、いつ、どうやって死んでいくのか」
ということは、まるわかりです。
先の展開をしらずに、ドラマを見ていきたい、
という貴方!
こちらのページでご紹介した本は、
年末まで読まぬほうがよろしいかと思います。
(私はミステリーを結末から読むだめなやつなので、
 へっちゃらです!!)

って、本をすすめるページで、
「読むな」って言ってどうする、自分よ。
ま、そんなことを思いつつも、
本は紹介されていくべきなわけで。
で、今日は↓こてぃら。

壬生義士伝(上)
浅田次郎
¥620(税込)
文藝春秋
4167646021
壬生義士伝(下)
浅田次郎
¥620(税込)
文藝春秋
416764603X


いまのところ、得票数最高はこれですな。
いわゆる、新選組界の大統領です。
(なんだそれ。)


=
本当に感動します。
泣けます。
満員電車の中でも泣けます。

イケイケイメージの新選組の隊士とは違って、
すごくおだやかで家族思いな隊士の切ないお話です。
でもそのおだやかな人がメチャメチャ強いというのが
新選組っぽくていいんです。
また、土方歳三や沖田総司などの
メジャーな隊士のことを外から見れる感じもいいです。
新選組の大まかなあらすじを知ってから
この本を読むことをオススメします!
感動したい人はゼヒ!
(よしこ)


=
題材が題材がゆえスピード感で
釣り込まれるものが多い中、そうではなく、
本の中に深く潜る。
「書き手」が「聞き手」の立場で書いてあり、
ほぼ日で高畑勲さん
「ドキドキ」と「ハラハラ」のお話を読んだとき、
真っ先に「壬生義士伝こそがハラハラだ!」と思いました。

しかも,最後にすごい救われます。
どの感情の涙かわからない涙がいっぱい出ます。
あーーーーうまく言い表せない自分が歯痒いですが
だけどきっと、
「どぼん」に近い位のメールが殺到していると思うので
文章のうまい人にここはお願いして.
どうぞみなさん、読んでみてください。
(hio)


=
王道、燃えよ剣を読んだ後はこれ!
これを読んでさらに泣いちゃってください!
私は寝る前にベッドで読んでいたのですが、
仰向けに寝ながら読んでいたために、
耳の穴の中に涙が滝のように流れ込み、
さながらプール後のように
水抜き(?)に苦労しました。
複雑な構成なので、
初心者というより新選組年表が
頭に入っている中級者向け、
といった感じですが、
後半は心の底から
「吉村、生きろ!!」と叫んでしまいました。
息子の嘉一郎くんがまた泣かすんだよなぁ。
もし
「今から一分以内に
 涙を流しなさい」
というお題を出されたら
すぐさま、
嘉一郎くんの手紙のシーンを
思い出します。

あっ、また思い出したら涙が。
読んだ直後は大変ですよ、ほんとに。
ちなみにこの作品の土方氏はかっこいいんだけど
なぜかコミカル、沖田氏はブラック
(映画版では堺雅人さんが笑顔も不気味に熱演)
でけっこう好きです、私。
(sun)



=
いまのところTV「新選組!」には
登場していない吉村貫一郎が主人公ですが、
「今週あたりはそろそろ・・・」と
毎週期待してしまいます。
時代の流れによって怒濤のごとく
滅亡への道を走った新選組。
そのなかで「本当に大切なもの」を
見失わずに生きていこうとした人達。
浅田作品の中でも傑作!
だと思います。

岩手に住む甥に
「声を上げて読んで欲しくなる本」です。
(みゃーみゃーこねこ)


=
電車の中で号泣!
当時営業をしていたので、
JR三ノ宮〜大阪間のたった20分で号泣。
最初は泣き腫らした目で職場に戻ると、
営アシさんにお客さんにひどいことを言われ
たのかと心配されていましたが、
次第にあきれられました。
(まさかこんなにはまるとは。。。)
(SAITO)


=
初めて読む本としてオススメなのかはわかりませんが、
私が新撰組関連で読んだのは浅田次郎さんの
『壬生義士伝』でした。
なにしろ「泣かせの浅田」という異名を持つほどですので、

ストーリーにはどんどん引き込まれてしまいます。
それぞれの人物像が
非常にクッキリしていますし、
どの人物も魅力的に

思えてしまうところがすごいです。
とくに斉藤一! この作品の中での彼は、
孤独で壊れそうで、強さと弱さを併せ持つ、
とても魅力的な男に書かれています。
(JO)


いや、もう、本当に泣けるのです。
新聞紙を床に敷き、クビをちょっと前にだして、
涙が落ちるに任せる。という
「イトイ式涙の処理法」を実践することを
オススメする次第です。
さらに、こちらは、映画化もされていまして、
沖田総司役には、『新選組!』の山南さんが、
じゃなくて、堺雅人さん。
で、鴨さんだった佐藤浩市さんが、斉藤一役です。

壬生義士伝
滝田洋二郎 監督
¥4,935(税込)
松竹ホームビデオ
B00009AUV8

手に入りやすさ星ですが、
☆☆☆★★ですかね。
「燃えよ剣」ほどには、どこにでもおいてあるわけでは
なさそうですよ。

オススメメール、まだまだお待ちしてます!
yomu@1101.com

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2004-09-06-MON

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