塩野米松さんの『中国の職人』全文を無料で公開します。

6年をかけ、中国の職人さん6名に取材して書いた
塩野米松さんの『中国の職人』全文を、
塩野さんのご意向で、ここに、無料公開いたします。
ひとりでも多くの人に読んでもらえることを、
塩野さんも、ぼくたち「ほぼ日」も、願っています。
作品の背景などについて語り合った
塩野さん、田中泰延さん、糸井重里による座談会
あわせて読むと、よりおもしろいと思います。
そして、簡単でいいので、
読んだ感想を送っていただけたら、うれしいです。
みなさんからの感想が、塩野さんにとっても、
ぼくたちにとっても、何より、うれしいものなので。

塩野米松さんのこと

1947年(昭和22年)、秋田県角館町(仙北市)に生まれる。
東京理科大学理学部応用化学科卒業。作家。
近年は故郷角館に仕事場を置き、半分はここで執筆。
芥川賞候補に4回も(もらわず)、
小説と職人の聞き書きを中心に執筆活動を行っている。
法隆寺・薬師寺の棟梁であった西岡常一氏や
その弟子の小川三夫氏、
さらにその弟子の若者たちの聞き書き
『木のいのち木のこころ』(新潮文庫)などベストセラーも多い。
古老たちや職人、漁師、農民などの生き方や教育法、
技の伝達や職業倫理に関心を持ち、
そうした人々の生き方を追った著書も。
『木の教え』『手業に学べ(心)(技)』、
『にっぽんの漁師』(ちくま文庫)、
『失われた手仕事の思想』(中公文庫)、
『刀に生きる』(KADOKAWA)など多数。
絵本『なつのいけ』(絵・村上康生)で日本絵本大賞。