よ: |
今回のネタは「キングダム」。
ラース・フォン・トリアー監督の病院を舞台にした
ホラーというか群像劇というかドタバタ劇といえばいいのか、
なんとも言えぬ映画です。
どーでしたか?
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ア: |
観た観た。何これ!
2巻あって、それぞれ2時間以上あるでしょ?
正直 いって1巻はたるかった。
「へんなもん薦めないでよよねみっちゃん」って75調で
ボヤキながらがまんした。でも2巻目の最初のほうかな。
心霊おばさんがちゃんと探偵をはじめるあたりから
すっごく面白くなって。
しかし「怖い!キモチ悪い!」から
どうしてこんな笑える話になってしまうの?
もう最後のほう爆笑しちゃった。
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よ: |
怒涛の展開というか、
これは泣けるよ、とか、これは恐ろしいよ、とか、
そういった統一した感想では伝えきれないので、
どうオススメすればいいのか、 むずかしいです。
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ア: |
今なら納得。
最初に「これほんとにホラー?」と思ったのは心霊おばさんの
耳の検査するところ。
なんて強引な展開なんだ!
あの人 ツインピークスの薪抱えてた人に似てるよね。
優秀な霊能者はなぜおばさんなの? しかもおかっぱの。
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よ: |
ホラーというより、ほにゃぁ?って感じだよね(ごめん)
病院内でいろんな人物が出てくるんですが、
みんな変態というか奇人で、
誰がお気に入りですか?って聞かれて、どの人物を選んでも
人間性疑われそうなキャラクターしか出てこないんですが、
誰好きです?
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ア: |
スティーグちゃん(笑)。
スウェーデンからきた、浮いてる主任医師。
ヒトをすぐなぐるあのノリ、ぷりぷり県人とみたね。
(吉田戦車/『ぷりぷり県』
日本のどこかにある「ぷりぷり県」の
県民性のひとつが「すぐポカポカ殴る」)
ハイチ行ってどうなっちゃうかなあ
「ハイチ人はクズだ!」って叫ぶかなあ。
あと、ネズミハンターになってしまった
愛人のおばさんとどう対決するかも見物。
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よ: |
おいらは、ふられた腹いせに生首とっちゃう医師長の
ボンクラ息子とかに、共感をおぼえてしまうので、
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ア: |
共感しちゃ、まずいだろ。
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はたしていつ終わるのかっ!?
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よ: |
これだけ先の展開が予想できないと、きっと、シナリオ、
何かにとりつかれて書いてると思うんだけど。
おいらは広島のサロンシネマという映画館で、
あの出産シーンまでを、予備知識なしに
オールナイト一挙上映で観たのですよ。
そもそも、完結してないってことすら知らなかったから、
つづく!?
って爆死しそうになったよ。
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ア: |
そりゃお気の毒。2巻の終わりの方、
大臣が訪問してきた時に
病院(キングダム)のむちゃむちゃさが
全部バレていくってところなんて、完全にお笑い、
まるでコントよね。
そいでいきなりあの出産シーン。
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よ: |
でも、笑わせようという
制作者側の姿勢が見えないところが好きです。
そもそも何を伝えたいのか?って考える余地もないほどに、
この4時間ちょっと丸々でないと伝えきれないモノを
作ってるのがひしひしと伝わってきて。
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ア: |
カメラワークも主張してるような、してないような……。
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よ: |
カメラがフラフラしてる。
しゃべってからその人物を追っかけるようにカメラが
そちらを向いちゃうのとか、
ドキュメンタリーっぽいところも、なんともいえない。
画面の色もオレンジがかってて、
どーゆー意味があるのかわからないけど、ヘンです。
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ア: |
ヘンよね。
SFでもないのに、なんだかパラレルワールドっぽいの。
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よ: |
ねじれてしまった「白い巨塔」って感じ。
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ア: |
「白い巨塔」をさらにねじりますかっ。
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●『キングダム』データ
ストーリー紹介不能。どうかいつまめばいいんだ?(ぴあシネクラブの梗概がむち
ゃむちゃで笑えました)。ビデオで2本でてます。7月に『2』が公開予定。
でもまだ終わんない。
その次の『3』で完結するって噂。
●監督とデンマーク
監督はラース・フォン・トリアー。
カンヌ映画祭審査員特別賞を受賞したときは、
なんでグランプリじゃない!
と怒って、審査員を罵倒して賞状をやぶりすてたとか。
飛行機嫌いで列車でしか移動しない。
完璧主義者なのにハイチ・ロケだけは人まかせ。
『奇跡の海』でカンヌグランプリ獲得。
制作中の「Demension」という作品は、
1年に3日しか撮影を行わなくて、
撮影に34年かかる予定だったけど、
飽きてしまったのか予定変更してはやまるとの噂もあり。
デンマークではTVドラマとして放映、
最高視聴率53%と書いてある。
本当だとしたら、
デンマークとゆー国に対する認識変わっちゃうよー(信じてない>俺)。
以上、まぁだいたいパンフレットからのうけうりっす。(よねみつ記)
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●次号予告
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よ: |
次はどうする?
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ア: |
7巻出たことだし『陰陽師 』は?
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よ: |
残念ながら読んでおらぬ、どんなモンなの?
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ア: |
時は平安京、主役は陰陽師、安倍晴明。陰陽道を駆使し、
スカした態度であまた の怨霊をいなしていくっていうのが基本的なノリなのね。
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よ: |
ほう。
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ア: |
で、7巻の眼目は、囲碁。
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よ: |
真葛が、キングオブ怨霊、菅原道真と囲碁で勝負をするのだ。
しかも碁の展開が平安京のなりたちと通底っつうか直結してるのよ。
ボードゲームと物語が絡むというのは、とても好きで、
わたくしシナリオやってるゲーム「BAROQUE」
(セガ・サターン対応/好評発売中)
でも、
兄弟がコミニュケートできる唯一の方法がチェスで、
失った記憶と絡んでいて、 って設定で。
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ア: |
すかさず宣伝にもっていくか!
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よ: |
絶賛発売中!
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ア: |
くどい。じゃ、次までに読んでおけよ。
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To Be Continued
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