ア |
ゆっとくけど、わたしゃめったに泣きません。
「血が青い」とすら言われてますから。 |
よ |
私は泣くたちで、「依頼人」などは、
最初の5分あたりから泣き始めて
最後まで泣いていたという
わけのわからぬ涙腺を持っておるよ。
ワニの涙腺を持つ男と呼ばれておる。 |
ア |
「依頼人」観てません。
ワニって涙腺ゆるいの? |
よ |
顎を動かすと涙流すらしいよ。
食べるたびに泣いてる。 |
ア |
おのが生のために食らわれていく命を
はかなんでおるのでしょうか。 |
よ |
「マイ・ライフ」も泣くよ。
自分の死を自覚した父親が、
生まれてくる息子に向けて、息子に伝えたいことを
ビデオにおさめるって設定だけで、
もう泣けるでしょ! ってなもんで、
ちょっと姑息な感じすらする展開なんだけど、
そうじゃなくて、ああああ!
とびっくり泣きさせられるよ。 |
ア |
「マイ・ライフ」とちゅうで寝ました。 |
よ |
何故!? あの状況を映し出されている状態で
寝れるとはっ!!
「フィールド・オブ・ドリームス」はどうよ?
「ディープインパクト」、渚のシーンで崩れ落ちたし。
「マイ・フレンドフォーエバー」の後半っ! |
ア |
「マイ・ライフ」さ、そうはいっても
ドラマにしすぎだと思った。
「ほら泣け!」って感じだもん。
「ディープインパクト」、退屈でした。
みんな泣くっていうよねー、
でも、主人公級の小さな恋人たちが
バカ過ぎて腹が立ったし、
あんまし「家族万歳!」だと泣けないのかも。
あとナニ?「マイ・フレンドフォーエバー」?、
こんなタイトルの映画は絶対に観ない! |
よ |
観ない! って言われても。
いや、原題は、たしか「THE CURE」なんですよ。
タイトルで決めるなんて、
名前で人格決めるようなもんだよ、いかんよ。
「となりのトトロ」は、どうだよ。
ラストもいいけど、
木がにょきにょき巨大化するシーンで泣けるよ。
「シティ・オブ・エンジェル」は、
観ながら、勝手に頭の中で
ラストシーン作り変えて泣いたっす。 |
ア |
自分のストーリーで泣いたとかいわれてもさ、
どうしたらいいんだよ。
「トトロ」は確かにじわっとしたけど
そんなとこだったけ? |
よ |
「ライフ・イズ・ビューティフル」も、
泣きまくりでした。 |
ア |
ああ、あれはね〜。あれはしょうがないよ。 |
よ |
笑いながら泣くという
稀有な経験をさせてもらいました。 |
ア |
ほんとにねえ。映画館で嗚咽りました。
エンドクレジットが終わってもまだ泣いてた。
観たあと「ジョイポリス」に行く予定だったんだけど、
すっかり虚脱してしまって、取りやめたくらい。 |
よ |
ようやく泣きましたね。他は? |
ア |
あとはねえ、うーん、滅多に泣かないのだけど……。
最近では邦画の「がんばっていきまっしょい」と
「愛を乞うひと」。
「がんばって〜」は映画そのものより、
「じぶんが年をとった」という事実に気づかされて、
ダダ泣きしました。
あ、くやしいのは「ザ・エージェント」で
不覚にもちょっと泣いた。ずいぶん前だけどね。
人生の汚点だわ。
だいたい「ジ・エージェント」だろう!
でも、泣いたからなあ、負けてるよねえ。 |
よ |
「ザ・エージェント」って泣くような映画なの? |
ア |
もうそのタイトルは言わないでえ! |
●次号予告 |
ア |
泣きシリーズでいきますか。次は泣ける本! |
よ |
うーん、泣いた本ですか、うーん、思い出しておく。
To Be Continued |