ア |
じぶんで振っておいてなんだが、本読んで、
涙がほんとに落ちる体験ってのはそうそうないよね。 |
よ |
折原みとの「時の輝き」って、少女が読む本があって。
大人の男が読む本じゃないって説あるんだけど。
おさななじみの美少年と看護婦の卵をしている主人公が、
病院の廊下でぶつかって! みたいな出だし。
でも、風邪でダウンしているときに読んで、
ぼーぼー泣いた。
ピュアな気持ちを失っていることに気づいたんだと
風邪の布団の中で淋しい気持ちになったり、
元気になったらがんばろうと思ったり、
病気の時だったから弱気になってただけかもしれぬが、
ぼーぼー、 思い出しては泣いたなー。 |
ア |
ぼーぼー? ああ、わたしないかも。困ったなあ。 |
よ |
泣ける本って、アライさんが出したお題ですぜ。 |
ア |
少なくとも最近の本ではないぞー。
一昨日、「隣の家の少女」(ケッチャム)で
鳥肌はたったけどなあ。
2年くらい前、いろいろ落ち込んでたことがあって、
そのとき、寝つきも悪くて、子どものころに読んだ本を
読み返したのね。
「赤毛のアン」シリーズ
(なぜかいつも「アンの愛情」まで)とか
「フランダースの犬」とか「あしながおじさん」とか。
てきめんに泣けました。 |
よ |
名作劇場モノであるか。 |
ア |
泣くと気持ちよくてねー、癒しだね。
もうあらかじめノスタルジーモード、
泣きモードに入ってるので、本はなんでもいいのかも。
そうじゃない本をあげたいよね。
あ、マンガならある! さそうあきらの「神童」。
最終巻の前半酷すぎるんだもん、
喫茶店で読んでたからがまんしたけど、
家だったらきっと号泣してました。 |
よ |
読んでる場所とか環境とか大きいよね。 |
ア |
あ、でも朝の電車で泣いたな。
あれあれ(調子でてきた)、「おたんこナース」
(佐々木倫子)! 「スピリッツ」連載中のとき。
すごい性格わるい男のコの患者に、
主人公の新人看護婦ニタトリがひどいこと言っちゃって、
でも、男のコは実は死病にとりつかれてて……
みたいな展開。
あとね、これ「ザ・エージェント」(映画)で
泣いた並に恥ずかしいけど
「おいしい関係」(槙村さとる)でも泣いた。
あ、あとあと「ハッピーマニア」(安野モヨコ)でも。 |
よ |
ふむ。 |
ア |
カヨコ(主人公)が不倫してて、
でもその男のなにげないコトバを聞いて、
すーっと覚める場面があって。
とつぜん男の身勝手さが見えるのね、
で、「ちがうだろう、それは、人として!」って台詞で
だーっときた。 |
よ |
ぜんぶマンガですな。 |
ア |
「スラムダンク」(井上雄彦)
「物陰に足拍子」(内田春菊)
「SoNS」(三原順)
「ラヴァーズキス」(吉田秋生)
「BLUE」(山本直樹)……ああ、全部マンガだ |
よ |
おい。
今、無性に読み返したくなりました。
To Be Continued |