ARAI&YONEMITSU
夢中になりたい!
広島・東京・世界

第27回「DVDオーディオコメンタリー編」


アライ ごぶさたしてます
よねみつ さぼってました
アライ 2年半ぶりです。
DVDのオーディオコメンタリーに
ハマっておりました。
よねみつ 映画を見ながら雑談している監督や役者の音声が、
その映画本編といっしょに視聴できる
オマケですね。
アライ まず見たのが『エイリアン』。
リドリー・スコット監督がべらべら喋るのに
驚いた。
よねみつ エイリアンの卵の中で蠢いているのは
自分の手だとか、
エイリアンの内臓が出てくるシーンで
「魚市場に行って貝をたくさん買ってきてねぇ」
とか言ったり。
よく見ると、まんま貝の中身で驚いたり。
アライ もうそれ以後は、
貝の盛り合わせにしか見えないよね。
よねみつ もしかしたら舞台裏をバラされて
残念に思う人もいるかもしれないけど
、同じ映画をまったく違う側面から
見ることができてハマる人も多いと思うんだけど。
アライ DVDを借りて見る基準が、
オーディオコメンタリーが
ついてるかどうかになっちゃって、
全然知らないB級ホラー映画とか借りた。
よねみつ 『アイドル・ハンズ』とか! 
監督と主役の二人が映画オタクで、
このシーンは、
『サスペリア』のあのシーンだよな!
とか元ネタ暴露大会。
アライ なにがオススメ?
よねみつ ベスト3をあげるとするならば、
『エイリアン』『マグノリアの花たち』
『イージーライダー』かなー。
アライ 『マグノリアの花たち』は
感動的だったねぇ。
妻が死んでから
ずっと映画を撮ってなかった監督が、
この作品ならってことで撮った経緯が
明かされてドラマチック。
『イージーライダー』は、
あんまり喋ってなかったじゃん?
よねみつ いや、でもデニス・ホッパー様だよ! 
このシーンのときは
マジで全員ラリってたな、とか、
祭のシーンは無許可で撮って後で捕まったな、とか、
すごかったよ! 
ラストの印象的なシーンもしびれたよ! 
そのシーンを撮る前に作った
イメージを統一する詩を
映像にあわせて朗読するし!!
アライ わたしは、『ブレイブハート』
『ザ・セル』『オーメン』。
よねみつ 『ブレイブハート』こそ喋ってなかったよ!
アライ とにかく見せ場になると、
黙って見ようとか、
しばらく静かにしていようとか、
オーディオコメンタリーに
なってないのが面白くて。
監督のメルギブソンが主演もしているのが
関係しているのかな?
よねみつ ナルシストなんだよ! 
感動的なラストシーンのコメントが
「右から二番目の役者、太りすぎ」
みたいなこと言うし、
他人には厳しいんだよ!
アライ 『ザ・セル』は、ハイな喋りで面白かった。
どのシーンも何かの
先行作品のオマージュになっていて、
それを得意満面に喋っていて。
よねみつ 『チャーリーズ・エンジェル』の監督も
ハイテンションで良かったな。
メイキングに出てくる
ワイヤーアクションの指導をする先生が
寡黙で厳しい人だっていうのも、
対照的で面白かった。
アライ 『スナッチ』のオーディオコメンタリーは、
監督が脚本家をネチネチといじめてたねぇ。
よねみつ 『エクソシスト』は、
監督と脚本家が、喧嘩ごしで議論してた。
25年前の作品について、
今でも熱くなれるのは羨ましい。
アライ 『オーメン』は、
ヒヒに襲われるシーンの
危険な撮影ぶりが印象的。
あれはシャレにならない。
よねみつ ヒヒを怒らせて集めたりしてたら、
本当に囲まれたり。
『サウンド・オブ・ミュージック』も
よかったよね。
アライ 役者が出るたびに、この人は去年亡くなった、
この人ももういない、
って言ってて年月の流れを感じました。
でも、コメンタリーって、
けっこーついてるDVDが少なぁーい!
よねみつ ついてても日本語字幕が
ついてないのもあって憤慨ッ
『恋に落ちたシェークスピア』!
アライ すべてのDVDにつけてほしいよね!
よねみつ つまらないって思ってた映画でも、
コメンタリー聞くと愛着が湧いたりするしさ。
*記憶で書いているので、
いいかげんなところがあるかもしれませーん。
レンタル版とセル版では違うモノもあるようです。
我々はレンタル版しか見ておりません。


(データ)
○ よねみつのオーディオコメンタリーベスト3○

エイリアン
(20世紀フォックスホームエンターテイメント )
●リドリー・スコットのしゃべりのうまさに感服。

マグノリアの花たち
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)
●脚本家も近しいひとの死を克服するために書いていて、
作品ができるまでのいろんな人の情熱がひしひしと伝わってくる。

イージー・ライダー
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)
●ゲリラ的な撮影の思い出を、
きっと遠い目をしながら語っている感じが好き。



○アライのオーディオコメンタリーベスト3○

ブレイブハート

(20世紀フォックスホームエンターテイメント )
●監督&主役のメル・ギブソンが
「しゃべりはどうでもいいから
 オレの勇姿を見てくれよ!」
って感じでステキ。

ザ・セル
(パイオニアLDC)
●インド系のターセム監督の
危ないばかりに高いテンション! 
いいから落ち着けよ!って感じが楽しい。

オーメン
(20世紀フォックス ホーム エンターテイメント)
●ヒヒ大襲来もすごいですが、
子役の表情を引き出そうとする監督の脅したり、
くすぐったりの涙ぐましい努力が笑えた。

(久しぶりなのでプロフです)

よねみつかずなり
ゲームデザイナー。
こどものもうそう
http://www.asahi-net.or.jp/~IH9K-YNMT/
でいろいろ情報発信中。
Lv99.com
http://www.Lv99.com/
でオリジナルTシャツもやってます。

アライユキコ
文芸フリーペーパーカエルブンゲイ編集・発行人。
現在13号発行中。カエルブンゲイWEB
http://www.ne.jp/asahi/kaeru/bungei/
リニューアルしました。遊びに来てね!

2002-07-11-THU

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