よねみつ |
ぎゃー凄いんだよ!
『バングラデシュ日本』!!!! 凄いよ! |
アライ |
興奮してますねぇ。なんですか、そりゃ? |
よねみつ |
天久聖一のオールカラー
全編描き下ろし漫画でね、すっごいよ。 |
アライ |
天久聖一って『バカドリル』とか
『バカサイ』のひとだよね。
けっこう好きだけど、
単独でまとまった一冊って読んだことないです。
何がそんなに凄いの? |
よねみつ |
説明しにくいんですが、すっごいよ!
シッコもれそうなヤツと
ウンコもれそうなヤツが道の角で
ぶっかって誕生するおかしな生き物!
というデタラメな始まり方から、
あと延々デタラメ。
デタラメ・オールカラー! |
アライ |
シモネタ? うーん汚いのはちょっと…。 |
よねみつ |
汚いだけじゃないんだよ!
汚いも美しいも、卑しいも貴いも、
世の中のすべてを凝縮してるって
書こうとしたけど、
そんなこたぁねぇなぁと思いなおしてるけど、
ともかく今までの漫画の中で
もっともデタラメで無秩序で、
なんだか音楽を聴いているような気分になってくる
漫画なんですよ!
生きててよかった!って言い出しかねない。
バイブルにします!とか言って、
集団自殺しかねないぐらいの本ですよ! |
アライ |
全然よくわからないよー。
ともかく読んでみますね。 |
よねみつ |
読んでください、
音楽の素晴らしさを文章で表現するのが難しいように、
どんなものか説明するのが難しい漫画では、
あります。
だって主人公いないし、
いっかんしたストーリーはないし!
ビートたけしの
オールナイトニッポンを源流として、
電気グルーヴのオールナイトニッポンが
ディープに無秩序に拡散させ、
中原昌也が純文学に持ち込んだ
一連の流れの「笑い」の現時点での
もっとも衝撃的で大きな成果ですよ!
などというのも虚しいぐらいバカバカしいっす。 |
アライ |
読みました! 一気に4回。
すごぉぉぉぉい。笑った。
なんじゃこりゃぁぁぁぁと思って。
ウンコシッコがぶつかって
ウンコシッコ生物になって
ジョボジョボジョボブリブリブリー最高! |
よねみつ |
汚いのはダメなんじゃないのかッ! |
アライ |
これが汚いというのはおバカさんの言うことです。
まぁたしかに説明はしにくいね。
前に中原昌也がおもしろいって言ってたじゃない?
私は正直そのよさがわからなかったんだけど、
これ読んで、そうか!
中原昌也は、こういうことがやりたかったんだね!
ってわかったよ。
この世に完璧な作品があるとしたら、
この本のことだね。
魂の一冊に決定。 |
よねみつ |
いや、そこまで言われると、
逆に心配になってきちゃうけど。
あっという間に読めちゃうので
1600円は高い気がするかもしれないけど、
音楽を聴くみたいに何度でも読めるので、
10回読めば、1回160円と激安。 |
アライ |
もしかしたら、深読みすべきなのかなぁ。 |
よねみつ |
しねぇーッ。ミニモニが石だったシーンは、
デビルマンからの引用だよね?とかやるすか?
やらないす。
読むってより、感じる漫画ですよ、
なのでオールカラーでなきゃダメなんすよ! |
アライ |
セックスシーンで、
秀吉がぞうりを温めるところで笑った笑った。
バリューセットでてきて、太陽の塔だし、
その後のパンダと犬が向かい合ってるのも
わけわからないんだけど笑う笑う。 |
よねみつ |
読んでない人には、まったくわからないよ、
その説明。 |
アライ |
とにかく無駄なコマがひとつもない。 |
よねみつ |
全部、無駄って説もあるけどね。 |