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時間
76分
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音質
新宿区信濃町にある
真生会館で行われた講演。
音声は客席から録音されたが、
内容は聞き取りやすい。 -
講演日時:1970年7月25日
主催:止揚の会,西荻南教会
場所:新宿区信濃町・真生会館
収載書誌:春秋社『〈信〉の構造 PART2』(2004年)、弓立社『敗北の構造』
(1972年)
講
演
よ
り
けっきょくどう考えたかというと、
何が価値かという場合に、
ぜんぶひっくり返せばいいじゃないかと考えたわけです。
つまり人々が偉大な思想家であるとか、
偉大な政治家であるとか、偉大な宗教者だとか
いっている奴は、いちばんだめな奴だというふうに
考えればいいということです。
人間は「いかに生くべきか」と考えた場合に、
もっとも価値ある生き方というものは、
とても架空なんですけれども、
自分の生活のところで
具体的に眼に見えるような当面している問題とか、
自分の家族とか兄弟のことならば考えたりするけど、
ベトナム戦争がどうだとか、
あんまり遠くのほうにあることは考えないという生き方が、
いちばん価値のある生き方なんじゃないかと
考えたわけなんです。
何が価値かという場合に、
ぜんぶひっくり返せばいいじゃないかと考えたわけです。
つまり人々が偉大な思想家であるとか、
偉大な政治家であるとか、偉大な宗教者だとか
いっている奴は、いちばんだめな奴だというふうに
考えればいいということです。
人間は「いかに生くべきか」と考えた場合に、
もっとも価値ある生き方というものは、
とても架空なんですけれども、
自分の生活のところで
具体的に眼に見えるような当面している問題とか、
自分の家族とか兄弟のことならば考えたりするけど、
ベトナム戦争がどうだとか、
あんまり遠くのほうにあることは考えないという生き方が、
いちばん価値のある生き方なんじゃないかと
考えたわけなんです。