「世界よわいの会議」
~よわいの よわいの よわくていいの~




ソブエ「シンちゃん、きのうからねてるよね」
MM しばらくは、毎日描きかえるぞ」
ソブエ
「楽しみ!」


2週目。
きょうこそ。 話しかけよう。
  何がいいかな、
「ほかのクラスも とってるの?」
  「本科の人ですか?」
  うーん それともフランクに
「今の授業、わかった~?」
  
  先生「はい、おつかれさまでした!」
  ……カサカサ。
  ……カサカサ。
  誰も立たないよ。
ぼーっと立っててもなあ。
  じゃあ……
  「おつかれさまでした~」パタン。
  
  ふう~。
  あ、こうすれば話しかけられたのにな。
そうだ そうだ。
  ……あれ?
  
  新しい授業で見知らぬ者どうし、
  微妙な沈黙によわい。
沈黙を破れず敗退。
  来週どうしよっかな。
  4月には、よわい。
  
  どうやったらきっかけをつくれるんでしょうね~。

from よっこ

ソブエ「……(うっとり)いいな、この感じ。
    春にふさわしい話だね。
    マヤマックスは、はじめての人に
    話しかけられないとき、
    どうしたらいいとおもう?」
MM きっとねカッコつけると
    話しかけられなくなるから、
    まず緊張をほぐす。
    それから、
    自分以上の自分を見せよう!
    なんて思わないように注意することかな」

ソブエ
「相手に好意を持てば持つほど
    嫌われないようにしたいから、
    背伸びしちゃうんだよね」
MM そうそう。
    自分でないところは、表現できないから。
    それと、相手の人のことをね、
    必要以上に『たいした』人だって
    思わないようにね」

ソブエ
「う~ん。
    今日は、まるで恋愛講座みたいだね。
    でも、よっこさん、
    毎日がドキドキで楽しそう。
    こんな気持ち、大事にしたいね」
MM 今日のは、うつくしいよわさだったね」
ソブエ
「うんうん。」


2002-04-24-WED

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