「世界よわいの会議」 〜よわいの よわいの よわくていいの〜 |
わたくしのよわさについて。 仕事場でお世話になっている 掃除のおばちゃんがいます。 私はこのおばちゃんが好きで、 トイレや給湯室で会えば 少し立ち話もします。 私の席は、出入り口のとなり。 おばちゃんは、いつも大きなゴミ収集箱を 台車で運んでいるので ゴロゴロという音で 「あ、やってくるな」とわかります。 音が聞こえると、 手を止めて出入り口の方へ顔を向けて待つ。 「こんにちは」を言うために。 しかし、それがうまくいかない日もある。 おばちゃんがこちらを見ていないとき。 「こんにちは」の「こ」を形作ったまま 固まった私のくちびる。 はたまた、私が「今日は、いいや」と よそ見せず仕事を続けているとき、 おばちゃんがこちらへ会釈をしかけているのを 視界の片隅に認めて後悔したり。 「今日は、うまく挨拶できた」 「でも、それを相手はうっとおしくないだろうか」 という考えが、 私のココロに生まれちまったですだ。 あしたはどっちだ。 from muu(東京)
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2002-05-14-TUE
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