「世界よわいの会議」
〜よわいの よわいの よわくていいの〜




動物 見るの 大好きだけど
動物 触るの ちょっと こわいの。

テレビで、“ごまふあざらし”の子が映ったりすると
「ゴマちゃんだあああ〜!」なんて言ってみたり、
“こいぬ&こねこ特集”を
欠かさず見たりするくせに
ホンモノには触れない……。
いや、なでなでぐらいは出来ますよ。
でも、ぎゅううって出来ない……。

from イカゾー

ソブエ「そりゃそうかも。
    うさぎだって、クマだって、ミミズだって
    見てるぶんには、かわいいけどね、
    触るってことになるとさ、ちょっと違うね」
MM 「視覚と触覚はかなり違う感覚だよね。」
ソブエ「これがテレビとか写真とかじゃなくて
    絵とかになるとさ、なおさらだね。
    MAYA MAXXは
    パンダの絵をたくさん描いてるけど
    ホンモノには触ってみたい?」
MM 「触ってみたい……。
    許されるもんなら……。
    抱っこしてみたい……。
    あのね、動物もたくさんいるけど、
    個人的にパンダほど絵になるヤツはいないよ。
    パンダほど数描いた動物もいないけど、
    あれほど感情移入できるヤツもいない」
ソブエ「じゃ、猫は?」
MM 「猫はずっと飼ってるから。
    ちっちゃい頃から犬は飼ってもらえたんだけど、
    猫は飼ってもらえなかったんだ。
    かあちゃんが猫が怖いんだ。
    だから大人になったら
    自分で猫を飼おうって決めてたんだ。
    今2匹目。
    スコティシュフォ-ルドって耳がねてる猫。
    かれこれ16年猫を飼ってます。
    すごく好きな動物だよね」
ソブエ「昔、『箱のなかみはなんだろな』みたいな
    テレビ番組があったけど、それ見てるとさ、
    『見る』ってゆう接触って
    触るっていうことより
    かなり一方的で安全だよね。
    安全なぶん、気を付けていないと
    鈍感になりがちだよ。
    『見る』ってさ、それだけでも
    立派なコミュニケーションなんだけど、
    そんな相互性って忘れられやすいかもね。
    ……注意しなきゃね」
MM 「そうだよね。
    このまえ二人で糸井さんの出てたテレビ番組に
    出さしてもらった時さ、目隠しされたじゃん。
    なんか二人とも、すっごい無口で
    自然に寄り添っちゃったよね。
    見えないって不安なんだよね。
    MAYA MAXXはすぐにアイマスクのせいで
    眠くなって寝ちゃったけどさ」
ソブエ「ぼくは逆にドキドキして冴えちゃったよ。
    触ることについては、
    動物側からの立場でのメールもきてるぞ」


うちのスナネズミ姉妹は、
私が触ろうとして
水槽に手を突っ込んで追いかけると逃げます。
でも、動くのをやめると
すぐむこうから近寄ってきて
ぺたぺた触ります。
触られるのいやだけど、触るの好きなの。
らしいです。
あ、これってあんまりよわさとは関係ないか?
でもなんかシンちゃんっぽくないですか。
 
from みなこ


ソブエ「スナネズミは、視力がもともと弱そうだし、
    見ることだけでは、確認終了しないのかもね。
    なので、こんなにかわいいことになるのかもね。
    見ることについての信頼がうすいところが
    人間の子供と似てるよね。
    人も動物も、触られて安心な相手は、
    けっこう限られるよねー」
MM 「うんうん。触るのは大きい。
    前にね、子供番組に出てる時
    わかった事あってさ……」
ソブエ「ポンキッキの『どこでもキャンバス』だね」
MM 「番組だから、いつもはじめて会うわけじゃん。
    一番はじめにする事は、
    何でもいいから子供に触ること。
    子供には言葉なんて間に合わないんだ。
    とにかく触ってお互いに安心する事。
    これが一番大事。
    大人もそうなんだけどね……。
    なんで大人って
    こううまくいかないんだろね……」


ねこ大好き。
でも、ねこアレルギーなんです。

from ねこじゃらし(北海道)

ソブエ「……。
    つらいね、ねこじゃらしさん」
MM 「…………つらいね。
    よわいっていうより、
    つらいね。
    個人的にすごいつらさだよ、
    ねこじゃらし……」

2002-06-05-WED

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