「世界よわいの会議」
~よわいの よわいの よわくていいの~





ひとりで部屋にいるときにかける音楽でも、
ご近所に聴かれたらはずかしいからって
自分がほんとうに好きな音楽はかけられず、
かっこつけた選曲をしてしまいます。

同乗者がいて車に乗っているときに、
FMから自分なら
選曲しないであろう曲が流れると、
どうもかっこわるい気がして
はずかしくなっちゃう。
かといってそっこーで替えるのも
神経質っぽいので、
かかっている音楽が聞こえていないフリをします、
が、同乗者に、
「こんな曲に耐えられるんだ~」と
おもわれたくないとつよく願ってしまいます。

音楽ってそんなもんじゃないだろとおもいつつ
今日も小洒落た音楽かけちゃってる……

アヂアのヂョオウ(海外在住)

ソブエ「……高校の時、みんなでどんな曲が好きかの
    いいっこになったことがあるんだ。
    で、なぜかそこでは言えなかった」
MM 「なんで?」
ソブエ「だって、みんな洋楽だったんだもん」
MM 「……で、なにが好きだったの?」
ソブエ「……ダークダックス!
    今でも好きなんだけどね、
    なんか言えなかった。
    そんな自分がはずかしいよ。
    いいよー、ダークダックス!」
MM 「ひょっとして……『銀色の道』じゃない?
    ♪とおーい とおおい 遙かな道を… 
    ってヤツ……。あれ好きだったなあ。
    ダークダックスはいいよ。
    でも高校の時だと言いにくいかもね」
ソブエ「声がまたいいんだよねー。
    やっぱ感じたままな自分の気持ちにも
    自信を持たなきゃね」
MM 「そうだよね。
    だって感じちゃったんだもんね。
    そこを曖昧にしてると
    何がなんだかわからなくなっちゃうよね。
    カッコよくてもカッコわるくても
    自分だ自分だと思って行こう!!」
ソブエ「よ~し!
    自分だ 自分だ 自分だ 自分だ……
    あれ?
    なんだかよけいはずかしい気がするぞ」
MM 「大丈夫!
    それを人に押しつけなければいいの。
    人に求めなければいいの」
ソブエ「な~る!」

2002-07-17-WED

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