「世界よわいの会議」
〜よわいの よわいの よわくていいの〜




ソブエ「お店やスーパーでの 
    よわいのメール、
    だいぶ続いちゃったね」
MM 「ほんとに多かったよね」
ソブエ「で、きょうもまた
    スーパーでのよわいの」
MM 「……まだあった?」



スーパーに食材の買い物に行くと、
なかなかレジに行く決心がつきません。

「もっと欲しいものがあったんじゃないか」
「何かいいものを見つけそこなっているはず」
という気がして、
まだ見ぬ「欲しいもの」を探して
ぐるぐる店内を何周もしてしまいます。

別にお金が無限にあるわけでも、
重い荷物を持ちたいわけでもないのに、
何だか気持ちが満たされなくて
同じ売り場を
何度も何度も見直してしまいます。

それなのに、やっと会計をして
家に帰って夕食の支度をしようとすると、
「あっネギ忘れた……」
というようなことになるのです。

from 44号(東京)

ソブエ「これ、ぼくもなの。
    欲しいものは、済んでるはずなのに
    まだいいのがあるかもって思うと
    なかなかレジにいけなくて……」
MM 「うん……グルグル回っちゃうよね。
    何回も同じ店員さんに
    会っちゃったりして
    決まり悪かったりするね」
ソブエ「ひとつのことを
    とりあえず終わらせるのって
    なんだか勇気がいるよね」
MM 「いるね。
    また何回も同じスーパーに来る事
    分かってるんだけどね。
    今日のこのスーパーを終わらせるのは
    なんか勇気いるね。
    そしてそれでも買い忘れてしまうのって
    なぜかネギだよね。
    ネギって不思議」

2002-11-04-MON

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