「世界よわいの会議」
〜よわいの よわいの よわくていいの〜




ソブエ「土曜日だけど、きのうまでの
    距離とタイミングについての
    よわいのメールたくさんきてるんで、
    お披露目しようよ」
MM 「うんうん。距離とタイミング……
    それはよわいのの
    大切なポイントだもんね!」

追い越すとき先に声をかけて 
わざわざ振り向いてもらうほどじゃないけど、
追い抜いて振り返って
挨拶するのって変じゃない?
すぐに離れちゃうし。
歩調が同じぐらいの時は
後ろをずっと付いていきます。

from 流化(千葉県)

MM 「ぷぷぷ。
    これって前を歩いてる友達と
    ずっと同じ間隔を保つことに
    すっごく一生懸命になるんだよね。
    変なもんで……縮まってもイヤだけど
    広がってもなんかイヤなんだよね」
ソブエ「『後ろをずっと付いていきます』……。
    ぷぷぷ。
    お友達、ふりむいたら
    びっくりするかもね」
MM 「振り向かないように
    祈ってるだろうね……きっと。
    声をかけられないよわいのメール
    もう少しいきますか……」


私は一度か二度くらいしか会ったことのない人と
たまたま町で会ったりしても、
「どうせ私のことなんか覚えてないよねぇ……」
と思ってしまって声がかけられません。

もし声をかけて
「えっ、どちら様……?」
という顔をされたらと思うと、
もうだめなのです。

from まな(愛知県)

ソブエ「あ、ぼくもだ。
    がんばって声をかけたとき
    人違いだったことが何度かあってさ、
    ……どうも……だめ」
MM 「逆にさぁ……
    声かけられて、誰だかわからないのも
    困るよねぇ……。
    今度は『えっ、どちら様……?』
    って顔しちゃいけないって
    すごく必死になるじゃん」
ソブエ「わかんなくても『あぁ、元気ぃ?』
    なんていっちゃうかも……」
MM 「むつかしいね……外を歩くのも……」


日頃、私はフレンドリーをよそおっています。
先日、明らかに帰りの方面が
一緒の友達を前方に発見!
ふだん、普通に話している子です。

なのに。
きっと、声かけたら迷惑に違いないなーとか。
迷惑がられていると思いながら、
一緒にいるのは消耗するな、と思い、
頭の中がぐるぐるしてしまって、
迂回してしまった。
更に用もないのに
本屋さんで時間をつぶしてしまったり。
ふぃー。

from ぽよん

ソブエ「……なぜか素直に声をかけられない時って
    ……あるよね」
MM 「そうなんだよね。
    かえっていろいろ考えてる方が
    消耗するんだけどね。
    それならいっそ声をかけて
    一緒に帰った方が
    消耗度は低かったりするんだけどね。
    でも、できないからさ……
    倍の消耗を招くよね。
    よわいって……消耗度が高いよね」


喫煙所でたばこを吸っていて、
さーて、立ち去ろうかしら、と思った瞬間、
向こうから上司や先輩が歩いてきたとき。
あなたが来たから去るんじゃなくて、
時間がないんですよー、
というふりをするために
時計を見ながら
小走りで立ち去る演技をしてしまいます。
用もないのに
トイレの方に行ったりもしてしまいます。

from マギー

ソブエ「トイレって、
    こんなときにも役にたつよね」
MM 「そうそう。
    用もないのに
    つじつま合わせの逃げ場所って
    トイレと本屋って重要だよね。
    マギーちゃん……
    タバコすうのも一苦労だよね。
    必要ないのに演技しなきゃいけないし
    用もないのに
    トイレ行かなきゃいけないし……。
    トイレもさぁ……
    多分用もないのに入ったってことは……
    またそこで必要もない
    演技してるんだろうなぁ……
    やっぱ よわいって消耗度高いね……」
ソブエ「……だね。
    でも、意味のない時間をすごすってのも
    ときにはいいかもね。
    消耗度高いけど」

2002-11-16-SAT

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