「世界よわいの会議」
~よわいの よわいの よわくていいの~





本当は850円のハンバーグセットが
食べたいのはわかってるに、
720円のオムライスを
頼んじゃったりするのよね。

たかだか数十円程度の違いなのに。
食べたい気持ちに素直に従えば良いのに。

たまに奮起してハンバーグを頼んだりしても
「この程度ならオムライスで良かったな」
なんて思いながら食べるもんだから、
何だかおいしくなかったりするのよね。
姉は物を買うとき、感じるらしいですが、
私はどうやら食べ物に特化している。
私はおいしさを感じるとき、
「値段」を一緒に食べてます。
悲しい。

from S.A.

MM 「S.A.ちゃん …わかるよ~。
    MAYA MAXXは、
    すっごく貧乏って時期が長かったからね…。
    いまだに食べ物の数十円に
    グラグラしちゃうよ…。
    そうなんだよね…。
    たかだかなのにね…。
    食べながらまだ考えてる自分が…嫌だよ」
ソブエ「MAYA MAXX…。苦労したのね。
    ぼくは、すごくおいしかったお店に
    もう一度入ったとき、
    別のメニューも食べたいぞ!って
    思ってもさ…、つい前と同じメニューを
    注文しちゃうんだよね」
MM 「もしかすると、
    それが一番おいしいのかもしれないよ」
ソブエ「かもね~。
    ……でもちょっと考えちゃうよね。
    たしかにおいしかったけど、
    やっぱり別のものも食べたかったな~って。
    ……で、またそのお店に入るんだけどさ、
    やっぱり前と同じメニューをたのんじゃう。
    ……なかなか違うメニューが食べられない」
MM 「かといってさ…、
    メニューひとつしかないお店ってのも
     …嫌だしね」
ソブエ「いっぱいあっても、
    同じものばかりたのんじゃうのにね~」
MM 「この堂々巡りが生きてる楽しさで…地獄?」
ソブエ「あぁ、おいしい地獄…。
    こんどこそ、別のものを注文してやる!」
MM 「がんばれー!」
ソブエ「自信…ないかも…」
MM 「応援する張り合いが、あんまりないね」
ソブエ「…そうだね」

2002-12-26-THU

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