ソブエ「ぷぷぷ。
ひびわれた唇は、なめちゃうよね~」
MM 「なめちゃうねぇ…。
なんたって唇はなめやすいからねぇ」
ソブエ「…思い出したんだけど、昔、学校で友達に
『おまえ、くちびるが紅いぞ』って言われてね、
いやん女みたい?ってはずかしくなって、
授業中ずっと唇、噛んでたりしたの」
MM 「なんで?」
ソブエ「血が通らないようにすれば白くなると思って…。
そしたら…」
MM 「…よけいにまっ赤になった?」
ソブエ「…ひ~! そのとおり~!
授業が終わったとたんに
クラス全員から口紅ぬったの?
とかいろいろ聞かれちゃって…」
MM 「ぶぶぶ…ソブエさんが口紅????
想像しただけで…ぶぶぶぶ…」
ソブエ「トイレに走って、鏡見て驚いちゃったよ。
ものすごいまっ赤!
『しぇー、ホントだ、赤いぞ。なぜだろう?』
って。
…トイレから出られなくなったね」
MM 「そりゃ、なるよね」
ソブエ「…おバカだったから、ワケもわからず
次の授業でも、白くなりますようにって
くちびる噛んでた…」
MM 「事態はもっと悪くなったんじゃない?」
ソブエ「そうなのよ~。
親しい友達から
『噛まないほうがいいよ』って
教えてもらうまで気がつかなかったんだ。
唇は、パンパンに腫れちゃうし。
やれやれ…」
MM 「やれやれ…」
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