MM 「16才…
自分ではもうすっかり大人と思っているけど
まだまだいろんな事がちぐはぐな…
いい年頃だよね」
ソブエ「このごろ10代からのお便り、増えてきたね。
ストレートなよわさもいいね」
MM 「やっぱ10代のよわさは初々しいよね」
ソブエ「うんうん。
家に帰って誰もいないのって
やっぱりちょっと淋しいよね。
…だけど、淋しいよ〜んって泣いたって
やっぱり、一人なんだよね…」
MM 「MAYA MAXXの家は商売してたからさ、
逆に家に帰っても誰もいないのが普通でさ。
…店が休みの日に学校から帰ると
家にお母ちゃんがいてさ、
陽の当たる所で洗濯物なんかたたんでたりして。
泣きそうになるくらいうれしくてうれしくて
意味もなく側でウロウロしたなぁ(涙…)」
ソブエ「…うんうん。
留守中にひとり寝てしまって
いつしか帰ってきた家族の音や声で
目ざめるのもいいもんだよ…」
MM 「不思議と一人だと解っていても
『ただいま』って言っちゃうよね…」
ソブエ「…うんうん。
でも、『ただいま』を言っても
やっぱり、一人なんだよね…。
電話したって、切ると
やっぱり、一人なんだよね…。
…なんだか、しんみりしてきたね〜、
MAYA MAXX」
MM 「…電話を切ったあとの一人ぐあいは、
空気が少し重くなったような気さえするね…」
ソブエ「……。
…そんなときは、
一人ってことを楽しんじゃうしかないのかな?」
MM 「…そうだろうね。
でも、未だに楽しめないなぁ…」
ソブエ「……。
だけど、ひとりじゃないとできないことも
きっと、あるさ!」
MM 「あるね、あるね!
そういう時は、
早くひとりにならないかなぁ…って
思っちゃうしね!」
ソブエ「考えるとなんだか、いいかげんだね!」
MM 「身勝手なMAYA MAXXさ!」
ソブエ「わはは」
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