MM+ソブエ
「わはははは」
ソブエ「前に、トイレがひとつしかないお店によわいって
お披露目をしたなるこさんからだよ」
MM 「なるこちゃん、風邪ひいてない?」
ソブエ「なるこさんってさ、
事前に想い描く力が高いのね。
こうだったらこうかしら…って」
MM 「そうなんだろうね。
いろんな想いが渦巻いてんだろうね」
ソブエ「想いがすぎると、いざその時がきたとき
普段どおりに行動がとれなくなっちゃうね。
おかしいね」
MM 「あれさぁ…
絶対その通りに行動したり、
言ったりできないよね。
何度も想い描けば描くほど…できないよね
細かく想い描けば描くほど…違っちゃうよね
不思議だ…」
ソブエ「どうしてだろうね。
でも、楽しさを想い描くのっていいよね。
実際の楽しいこと以上に
想い描き楽しいことのほうが
良くなっちゃうこともあるけど」
MM 「あるある。
だいたい想い描きのほうが楽しいよね…。
ってことは、現実の楽しさより
頭の中の楽しさのほうが、
楽しさ倍増ってこと?」
ソブエ「きっと、そうだろうね。
イメージは、際限ないものね」
MM 「頭の中なら邪魔されることも
変更になることもないしね。
でもそれじゃ、…淋しいね」
ソブエ「頭の中だけでの満足で終わるんじゃ
つまんないよね。
でも、想い描かなきゃ
できないこともあるしね。
…できれば、つらいことを想い描くのだけは
…避けたいかも」
MM 「そうだね……でも辛いことも
楽しいこと以上に詳しく、
丁寧に想い描いちゃうよね…。
ああ、なんて人間ってよわいんだ…」
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