「世界よわいの会議」
~よわいの よわいの よわくていいの~





憧れていて大好きだった人に
ほんとうに明日会えるんだって思った時
うれしくてたまらないのに
ちゃんと御挨拶しなければならない時のことを
思うと夜も眠れなかったことがあります。

こんばんは。の、「こん」は
どんな音程で云えばいいんだろうと
夜、泊まっているホテルの部屋で
何度も練習して、
上手に、はじめの音の
「こん」を云おうとしているのに
なんか、すっごいふぁるせっとになったりして。
本番でほんとうに、
こんなきんきんした声の
「こん」が出てしまったら、どうしようと
途方に暮れていました。

そしてだんだん、心臓がばくばくしてきて
夢のような出来事なのに
あぁ、なんで約束してしまったんだろうと
待ち合わせしたことを 瞬間、後悔したりして
それでも、くりかえし「こんばんは」の
練習をしていたこと思いだします。

好きになるといろんな練習のしすぎのくせが
ぬけなくてついつい失敗してしまう
よわさがあったりします。

from のどか(神奈川県)

ソブエ「はあぁ~…。
    …いつもしてることって
    練習するとうまくいかないものだよね、
    MAYA MAXX」
MM 「のどかちゃん…。
    ホントは、何の練習もいらないんだよね。
    だけど好きな人だから、
    練習しちゃうんだよね。
    いい子だね…」
ソブエ「そういえば、MAYA MAXXには、
    『練習』ってないよね?
    いつだって本番だもんね?」
MM 「そうだよ。
    MAYA MAXXは、いろんな事に
    たくさん回り道してきたから
    もうすべてのことに
    練習はしないことにしたんだ。
    もう練習してる時間もないしね」
ソブエ「な~るほどぉ。
    …そう思うとさ、
    練習って、なんだか贅沢品みたいで
    やってみたくなってきちゃったぞ。
    …のどかさんも、しなくていいような
    練習をしちゃうなんてさ
    そこもまた、恋のいいところだね~」
MM 「そうだよね。
    この回り道、もどかしさが恋のいいとこ。
    そして練習した通りになんて
    いかないのが、恋のいいとこ」
ソブエ「のどかさんにこそ
    『よわくていいよ』って
    いいたくなっちゃうね」
MM 「のどかちゃん、よわくていいよ!!」
ソブエ「ね~、MAYA MAXXもさ、
    こんど何かの練習してみるってのはどう?」
MM 「うん!!
    MAYA MAXXに残された
    数すくないしなきゃいけない練習、
    …それは英会話。
    なんとかやんなきゃいけないんだ。
    …困った」
ソブエ「そういえば、MAYA MAXXの名前を
    はじめて聞いたときは、
    アメリカ人だと思ってたんだよ。
    ふふふ」


2003-04-13-SUN

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