「世界よわいの会議」
~よわいの よわいの よわくていいの~




「これいくらだと思う?」
と聞かれると、
安く買ったんだろうなと思いつつ、
高く言い過ぎて、
「物の値段を値段を知らないやつ」
と思われたくないし、
「じゃあ1000円かな?」と
ずばりに近いと思われる値段で
お買い得気分を害してしまいたくないので、
市場価格よりちょっと高めの金額を
一生懸命考えます。

ちょっと疲れます。

from なるこ(東京都)

ソブエ「うんうん。
    これは、疲れるね、なるこさん」
MM 「そうだよね。
    だいたいこういう時って、
    いい気分になりたくて聞いてるんだもんね」
ソブエ「そうだね、気を使っちゃうよね。
    市場価格がわかんないのを
    聞かれると、さらに疲れちゃうよ~」
MM 「疲れちゃうよね…。
    だいたいものの値段なんか
    あんまり興味ないしね…。
    全然得意じゃない分野だと、お手上げだよね」
ソブエ「だねぇ。
    価値って、人それぞれに違うよね。
    誰かにとっては、とても安くても
    自分には高く感じるものもあるし、
    その逆もあるし…」
MM 「そうそう、相対的なもんだよね。
    その値段でも買いたい人は買いたいし、
    どんな値段でも買わない人は買わないしね」
ソブエ「『わかんな~い』で終わらせられれば
    楽ちんだね」
MM 「まあ、それもちょっと悔しい気もするね」
ソブエ「そうだね。
    関係ないかもしれないけど、
    自分の仕事で請求書を切るときも
    …ずいぶん疲れるよ」
MM 「ギャラをいくらにしたらいいかってことでしょ?」
ソブエ「そうそう。MAYA MAXXは、
    絵の値段決めるときどうしてる?」
MM 「難しいことだよね…。
    どんな値段つけても高いような気もするし、
    どんな値段つけても安いような気もするし。
    描いてる人自身が決めることじゃないのかもね」
ソブエ「…そうなのかもね」


2003-05-15-THU

BACK
戻る