「世界よわいの会議」
~よわいの よわいの よわくていいの~





職場のランチタイム。
私はお弁当派なのですが、
他の人が何も話さないでもくもくと食べていると、
「何か、何か話さなくちゃ」と、
自分の失敗ネタなどを
一生懸命話してしまいます。
(漬物をかむ音がひびいたりするとドキ、とする)

from とまと(愛知県)

ソブエ「沈黙はつらいね。とまとさん。
    とりあえず食べてるから、
    口は、動いてるんだけどね~」
MM 「口ってのも不思議なものだよね。
    『話す』っていう最高に素敵で
    最高によわいこともしちゃうし
    『食べる』っていう最高に素敵で
    最高によわいこともしちゃうしね」
ソブエ「口って、いろんな入りぐちだもんね。
    そういえば、食事のときのおしゃべりってさ、
    ぼくが子供のころは、おぎょうぎが悪い
    って教えられて育ってきたけど、
    …おしゃべりのない食事は、つまんないよね」
MM 「そうだよね、無言の食事って、つらいよね。
    楽しい人と楽しいおしゃべりしながら
    ごはんを食べる…これこそ
    生きる喜びだよねー!」
ソブエ「だよねー。
    それとさ、相手の人と
    なんとかコミュニケーションとらなきゃ!
    って思うときってさ、
    なぜか ついつい自分の失敗談を
    語っちゃうんだよね~、どうしてかね?」
MM 「たぶん…ちょっと自分のよわさをさらけ出す事で
    相手との距離を縮めようって思うんじゃない?」
ソブエ「なるほどー。
    『自分ったらこんななのよ~、
     つっこんでぇ♪』って
    …そんな感じ?」
MM 「そうだよ。バカでしょ…私…ってのが
    気も楽じゃん。
    『私こんなにすごいの!』ってのはなかなかね…。
    ちょっと自分を落とすことがポイントだよね」
ソブエ「謙譲な気分だね。
    …で、えてして失敗談を語り終えると
    …反省するね。
    …なんで、いきなりこんなこと
    話したんだっけ?って」
MM 「するね…。
    つらいとこだよね…」


2003-08-21-THU

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