ソブエ「うんうん。
これは困ったね、えねさん」
MM 「困ったねぇ…」
ソブエ「合ったばかりで、タメグチってのは
…ちょっと、失礼だし。
仲良しなのに、敬語ってのも
…イヤミな感じだよね。
どうする? MAYA MAXX!」
MM 「そうだねぇ、『タメ語』になる気まずい感じって
一瞬なんだけどね。
その一瞬を乗り越えたら平気になるんだけどね。
その一瞬の事を考えただけで…ヘナヘナだよね」
ソブエ「えねさんの
体言止めも悪くないね」
MM 「体言止めは新鮮だよね。
だって『あれは鳥ですよね』が
『あれは鳥』になっちゃうんだもんね。
一時お互いの会話を『俳句』で
やってた時があってさ…」
ソブエ「わはは」
MM 「『ちょっとあれ取ってくれない?』を
『あれ取れば 我喜ぶなり 夕餉かな』
って感じ。…けっこう楽しかったよ」
ソブエ「奥ゆかしいね。
しかたなくなってしまう
ぎこちない話し方ってさ、
なんだか魅力的だよ」
MM 「そうなんだよね。
なんか何でも慣れてない感じが新鮮だよね」
ソブエ「うん。新鮮、新鮮。
友達への想いまじりの
ぎこちなさ、…いいよね。
…きっと、じょじょに変わってゆく
お互いの話し方も麗しそうだね」
MM 「このごろ 何でもすぐ変わったり
すぐ解決したがったりするじゃん。
物事がとてもゆっくり進んで行くってのも
…おつだよね」
ソブエ「おつだよね」 |