こどもの頃、喫茶店で母がよく
ベイクドチーズケーキを頼んでいたのを思い出して、
母の日が近いということもあり、
１回目はチーズケーキにすることにしました。
チーズケーキは、レア、ベイクド、スフレタイプと、
さまざまな種類があります。
こってり濃厚なものもおいしいのですが、
１ホール作っても食べ切ることがなかなか難しいので、
今回はもうちょっと軽やかで、でもコクのある、
ヨーグルトを使ったベイクドタイプにしました。
酸味は控えめなので、
季節のフルーツをさっと煮たものを
ソースにして添えてもいいですね。
このレシピには２つのポイントがあって、
ひとつはヨーグルトの水切り！
200gまで水切りすることでちょうどよい水分量になります。
もうひとつはしっかり冷やすこと。
冷めたては味がぼんやりしています。
半日から１晩冷やすことで味がなじんでおいしくなるので、
ぜひ試してくださいね。

【材料】（15cm丸型１台分）
　卵　１個
　砂糖　60g
　プレーンヨーグルト　450g
　　＊スーパーで普通に手にはいる
　　　ヨーグルト（大）１パックが、ほぼ450gです。
　生クリーム　100ml
　　＊脂肪分は問いません。
　クリームチーズ　100g
　薄力粉　大さじ２

【下準備】
・ヨーグルトをコーヒーフィルターで
　200gになるまで約３時間水切りします。
　コーヒーフィルターがなければ、
　ざるにキッチンペーパーをひいてもOK。
　表面にはほわっとラップをかぶせて、
　気温の高い季節は冷蔵庫に入れるようにします。
　水切り時間は目安として適宜調節してください。
　もし水を切りすぎて200gより少なくなった場合は、
　下にたまった水（乳清）をもどして200gにしてください。
　200gより多い場合は、もうすこしがんばって
　200gになるまで水切りしてください。
　水が切れた状態で200gがポイントなので、
　ただヨーグルトを減らすだけでは水分量が変わります。

・型にはオーブン用のくっつかない紙をしくか、
　油を薄くぬっておきます。
　型はほぼ同じサイズのものであれば、
　四角でも丸でもかまいません。
　深かったり薄かったりする場合は、
　焼き時間を調節します。耐熱の鍋などでもいいですよ。

・作る１時間くらい前に
　クリームチーズを室温に出しておきます。

・オーブンは160度に予熱します。

【作り方】
1.ボウルにクリームチーズを入れ
　ヘラで練ってなめらかにします。
　水気を切ったヨーグルトと砂糖を加え、よく混ぜます。

2.泡立て器に持ち替えて、
　卵、生クリームの順に加えてよく混ぜ、
　薄力粉をふるい入れて粉気がなくなるまで混ぜます。
　＊材料をすべてミキサーやフードプロセッサーに入れ、
　　なめらかになるまで一気に混ぜてもOK。

3.型に生地を流し入れ、
　160度のオーブンで１時間焼きます。
　途中で表面に焼き色がつきすぎるようなら
　アルミホイルをかぶせます。
　生地の真ん中に竹串やつまようじをゆっくりさして、
　どろっとした生地がついてこなければ焼き上がり。
　オーブンによって熱の通り方に差があるので、
　様子を見て時間を調節してください。
　焼き色もオーブンによって変わるので、
　中まで火が通っていれば濃くても薄くても大丈夫です。

　＊ちなみにわが家はコンベクション（熱風がまわる）
　　タイプのオーブンなので、焼き色があまりつきません。
　　オーブンから出したら型に入れたまま冷まし、
　　熱がとれたら冷蔵庫に入れてよく冷やします。
　　できれば半日から一晩冷やすと、
　　味がなじんでおいしいですよ。

〈季節のフルーツソースの作り方〉
好みのフルーツを小さめ〜一口大に切って、
フルーツの半量のお砂糖とともに小鍋に入れます。
強めの中火にかけてヘラで軽く混ぜながら、
沸騰したらアクをとり、３〜５分好みの固さに煮ます。

ヨーグルトチーズケーキをアレンジするなら
レシピのままだとどっしりタイプの生地ですが、
生クリームを角が立つくらい泡立ててから加えると
少しやわらかい食感に。
もしくは卵黄と卵白に分け、卵白を分量の砂糖で
メレンゲ（角が立つ状態）にして加えると、
スフレタイプに近い仕上がりになります。

ヨーグルトを水切りした時たまった水分（乳清）には
栄養がたっぷり！
パンやホットケーキを作る時に加えたり、
カレーに入れたり、
はちみつと牛乳で割ってもおいしいです。

みんなでテーブルを囲む おやつの様子がいいなあと思いました。 大きめスティック状にカットするのも新鮮ですね！ おいしそうです。

（@nozakimasahiko）さん 晴れた日曜の昼下がり。 親子4人で散歩して、帰ってきて、おやつ。 甘すぎなくておいしかった。 #LR1