Fromモスクワ! マイケル・ジャクソン ザ・イモータル・ワールドツアーを観にいくよ、hoooo!

我々「ほぼ日」シルク・ドゥ・ソレイユ担当乗組員は
『マイケル・ジャクソン
 ザ・イモータル ワールドツアー』
が巡回しているモスクワへ
ショーを観にいくことになりました。



1月23日(水)に出発して26日(土)朝に戻ります。
そのようすは、Wi-Fiとバッテリーが途切れぬかぎり
テキスト中継でお伝えしていこうと思います。

「ほぼ日」のシルク・ドゥ・ソレイユチームで
マイケル・ジャクソンに詳しいのは
ダントツでなのですが、
あいにく外せない予定が入り、
モスクワ出張が不可能となってしまいました。
残るメンバーはです。

ふたりとも、マイケルについての知識は
白紙に近い状態です。
どのくらいくわしくないかというと‥‥
スガノは田原俊彦さんの『It's BAD』(1985年)を
マイケル・ジャクソンの曲だと思っていたほどです。
(松本一起さん作詞、久保田利伸さん作曲でした)
マイケル・ジャクソンも知らない、
モスクワにも行ったことがない。

しかし、
『ザ・イモータル ワールドツアー』を観る前に
マイケル・ジャクソンの世界に
入門しておいて損はありません。
いや、するべきです。
そうすればステージのおもしろさが倍増するでしょう。

そこで、マイケルについて
3人の先生に教えてもらうことにしました。
その内容を、モスクワに発つ前の予告のように
今日、明日、と掲載していきます。

それから。
モスクワにお住まいのみなさま、もしくは
行ったことがあるみなさま。
モスクワについて、ぜひお知らせください。
我々はこれを機会に、ロシアについても
身近に感じたいと思っております。
現地では、このページをごらんのみなさまに
おみやげも買ってこようと思っております。
できるだけすてきなものにしたいです。
そのあたりのことは記事の末尾に入れますので、
マイケルのことはどーでもいい、
私はロシア方面で参加します、という方は
どうぞこのまま下まで
ページをスクロールしてください。

さて、話をマイケルに戻します。
おいでになったのは3人の先生方。
先生といっても
ごくフツーのマイケルファンです。


よろしくお願いします。
(ワクワク)

▲いろいろ教えてください。
何から話そうねぇ?
今日の元木さんは、晩年のマイケルを意識して、
マスク姿なんですよね?
そうです。

▲一見おとなしい印象の元木だがマイケルに対する情熱は人一倍。
風邪ぎみだからでしょ?
いえ、マイケルを意識してのことです。
本番の写真では、加工してマスクを黒に
しておいてください。
俺も今日は白のソックスに
ローファーで来ようと思ってたんだけどさ。
あのローファーは特許を取ったんだよね。
斜めになるローファー。
そうそう。カシャン、と靴をはめて
斜めになるんですよ。
こう。

▲斜めになる3人。
‥‥のっけから何なんですか。
さっぱりわかりません。
スガノさんも斜めになってみてください。
こうですか。
そうです。
でも、ほんとうはこのように向い合って
斜めになることはありません。
本来はみんなが同じ方向に斜めです。
この斜めの何がすごいんですか。
何がって、
ちょっと目を離したすきに
人間が斜めになってるんですよ。
爆竹をまとってパパパパパと
すごいことになってる人がステージにいるぞ! と
注目していたら
知らぬ間にステージ全員が斜めに、スッ!
元木さんがすでに
マイケル・ジャクソンの伝記を読みはじめていて
先生方の足並みが揃っていないです。
この本。いいんだよねぇ。
どこで買ったの?

▲持ち寄ったものをお互いに称賛しはじめる3人。

▲「このCDだよねやっぱり」
‥‥‥あの。
はい。
ゆーないと先生が着てらっしゃる
Tシャツが気になるんですけれども。
これは日本では売ってないキャプテンEOのTシャツで、
アメリカにいる友人に頼んで、買ってわざわざ送ってもらった
Tシャツなんですけれども、
もう1枚のほうに着替えてみますね。

▲ごそごそ。

▲がさがさ。
まずいこと言いましたかね、
着替えるのが大変そうですね。
準備オッケー。
電気を消していただけますか。
えっ‥‥?
(電気を消す)
ひっ光る!

▲MICHAEL JACKSON MOONWALKER
これね、Tシャツ着るときに
電池持って歩かなきゃいけないから
大変なんですよ。

▲電池持ち歩く。
さて、みなさん。
ぐっさんと私は明後日に
『マイケル・ジャクソン
 ザ・イモータル ワールドツアー』
を観るため、モスクワにいきます。
しかし、マイケル・ジャクソンの
曲も何も知りません、
どのCDを聴けばいいですか。
CDというより、これだよ。
これだけひとつだけ、観てください。

▲『LIVE IN BUCHAREST THE DANGERROUS TOUR』
へー。
これはアマゾンでも売ってるんですね
ルーマニアのブカレストで行われた
デンジャラスツアーのライブを収録‥‥
ということは、ライブDVD?
いいですか、
マイケル・ジャクソンのライブというのは‥‥
はい。
あたらしいことをやっていくのではなく、
ツアーのたびに「伝統芸が増えていく」のです。
ジェームス・ブラウンの
マントショーを延々とやっているようなものです。
うまいこと言う!
そのとおりや!
‥‥ということは、このDVDにはその
「マイケルの伝統芸」が入っているのですか?
そうです、このDVDには
「DANGEROUS」までの
伝統芸が入ってるんです。
いってみれば、
曲よりも、プロモーションビデオのほうが
マイケル・ジャクソンなんです。
???
つまり、「BAD」の曲を聞くよりも
「BAD」のビデオを観るほうが
マイケル・ジャクソンがわかるんです。
その「BAD」のビデオの内容を
取り入れているのがツアーのステージなので、
この『LIVE IN BUCHAREST』を
観さえすれば、いい。
全部のお約束が入っています。
へぇえ。
それを観さえすれば、わかる。
ステージにバーントシレットが出たら
「Smooth Criminal」がはじまる合図です。
バーントシレット?
よう聞けや?
はい。
バーンと、シルエットが、です。
(ゆっくり言う)
バーンと、
帽子をかぶった、マイケル・ジャクソンの
シルエットが、出たら、
「Smooth Criminal」だな、
途中で斜めに倒れるぞ、というのが、わかります。
あ、さっきやった斜めの。
そう。

▲これね。
その「スムーズ・クリミナル」というのは?
曲名だよ。
その曲、シルク・ドゥ・ソレイユの
『イモータル』には
入ってる可能性があるのかなぁ。
可能性というか、ぜったい入ってる。
そうなの?
そうです!
このDVDのうち、どのくらいの内容が
シルク・ドゥ・ソレイユのショーに
入ってるのかな?
全部入るよ!
全部って‥‥。

▲興奮。
要素は全部入るよ。
入ってくれないと‥‥。
入りますって。
お願い。
えーっと、そういう
「お約束で盛り上がる瞬間」が、きっとある。
(メモする)
ていうか、『イモータル』は
それが満載だと思います。
いいなぁ。
いいなぁ。
だから、マイケル・ジャクソンについて
知ってたほうがいいね。
そりゃあそうだよ。
ぜったい、ぜったい。
(うれしそう)
ビデオ、観ていったほうがいいね。
この『LIVE IN BUCHAREST』。
これさえ観りゃあ。
‥‥だから、よう聞けよ?
はい。
さっきから、
ぜんぶのお約束が、ここに入ってる、
これだけ観てください、って
ずっと言ってるじゃないですか。
わかった、わかった。
お約束集です。
しかも、超ハイクオリティ。
そうなんだ、ハイクオリティ‥‥。
すごいかっこいいです!
(なぜか泣きそうになっている)
ではまず、モスクワに行く前に
このDVDを観ておこう。


マイケル即席講座、DVDと斜めのことしか
言っとらんやないか、ですが、つづきは明日!

 

2013-01-21-MON


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