日頃の健康管理の道具として。
わたしたちのからだは、ただひとつです。
からだは休まず働いていて、
わたしたちの生活を支えています。
からだになにかの変調があったとしても、
からだは大声でサインをだしてはくれません。
気づかないままに日々を過ごし、
ある日、ついに大事件が起きたときに
はじめてわかって、うろたえてしまう。
それは、残念ながらよくあることです。
からだのサインに少しでも早く気づくためにも、
なにより自分を大切にするために
ふだんの自分のからだを知っておくことが
じつは、とても大切なのです。
この手帳にからだや健康のことをメモして、
定期的に更新することで、
日頃の健康管理にお役立てください。
はじめて病院に行くときに。
体調をくずしたり、なにかの心配があって
お医者さんに診てもらうときに、
うまく話ができなかったという経験はありませんか。
お医者さんの前に座るだけで
ちょっと緊張してしまったり、
忙しそうな様子に遠慮を感じたりすることは
あまり珍しいことではないように思います。
一方のお医者さんのほうでは、
はじめての患者さんを診察するときに、
患者さんから教えてもらいたいことが
いくつもあるそうです。
でも、はじめて会った患者さんから
必要なことを聞き出すのが
むずかしいこともあるんだとか。
『Dear DoctorS』には、お医者さんが
はじめての患者さんを診察するときに、
早い段階で知っておきたい基本的な項目が
もれなく書き込めるようになっています。
病院で診察を受けるときに、
この手帳の記録をもとに話をすると、
よりわかりやすく正確な情報を
お医者さんに伝えることができます。
そこでうまく時間が捻出できたら、
残りの時間をじっくり話し合うことに使えますよ。
複数の病院に通うときに。
もしも、いくつかの病気をもっていたら、
その病気の専門にわかれて、
別々のお医者さんに診てもらうこともありますね。
そういう場合は、
それぞれの病院で受けている治療の内容や
処方されている薬をここに記録して、
情報をこの手帳ひとつにまとめておきましょう。
病気そのものは、お互いにつながりがなさそうに思っても、
別々に処方された薬が互いに作用しあって、
悪い影響をあたえないともかぎりません。
自分がいまどんな病気をもっていて、
ほかに何という薬を飲んでいるか。
それをお医者さんたちに知ってもらうことは、
自分を守るために、とても大切なことです。
外出時の思わぬ事故や急病、災害時の備えとして。
なにかの病気をもっている人にとって、
かかりつけの病院の名前や
治療のために飲んでいる薬の名前は、
自分を守るとても重要なデータです。
薬のアレルギーがある人にとっては、
飲んではいけない薬が、同じように
重要なデータといえるでしょう。
事故や急病などで、
緊急の治療や投薬が必要になったときに、
『Dear DoctorS』に記録してあるデータが
あなたを守ってくれるかもしれません。
緊急時の備えとして、
この手帳を身につけていていただくことを
とくにおすすめします。
家族みんなの安心のために。
健康のことについて記録するこの手帳は、
医療の情報をまとめる手帳でもあります。
自分も含めて、家族の誰かに
なにかの健康上の問題が起きたときに、
この手帳に記録してあることが、
きっとお役に立ってくれます。
家族みんなが自分の健康手帳を持つことで
人生の「もしも」に備えましょう。
離れて暮らすご家族、
とくにご両親や祖父母の世代のかたにも、
ぜひ、この手帳をおすすめいただければと
思っています。
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