・「ほぼ日」のごくごく初期のころ、
(日付を確かめたら
1999年の6月15日が第一回でしたが)
『80代からのインターネット入門』
という連載がありました。
これは、2000年の1月6日掲載分まで続きました。
その後、タイトルと内容を変えて、
『ミーちゃんの縁側』として再スタートし、
2007年の9月12日更新を最後に、
けっこう長い休みに入っていました。
主人公であり、著者は、
幼少時に別れていたぼくの生母で、
この連載がはじまるまでの人生のなかで、
10回くらいしか合ってませんでした。
詳しいことは省略しますが、
興味のある方は、アーカイブをお読みください。
連載されていた日記は、
「いろり焼きを囲んで遊んできたので楽しかったが、
私は足腰が悪いので元気がなく、
皆さんに申し訳なかった」
という文章で終わっていて、ずっとそのままでした。
何度か、読者の方々からご心配の問い合わせがあって、
答えたい気持ちもあったのですが、
実はそのころから日記を続けてもらうのが
困難な状態になっていました。
介護と治療の必要な時間が
それからずっと流れていましたが、
1月6日の午前1時過ぎ、他界しました。
齢九十歳ですから、大往生と言えるかもしれません。
ずっと休筆ということになっていた連載は、
おしまいになったと言わねばなりません。
それをいつ言おうかと考え込んでいるよりも、
葬儀を終えた夜に、そのまま書くことにしました。
また「ミーちゃん」とは、お別れになりましたが、
これまでのご愛読、お見舞いありがとうございました。
本人の性格のせいもあって、とても明るい告別式でした。
(2010年1月9日の「今日のダーリン」より。)
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