ゴロー |
こないだパリに行ったんだけど、
フォーレのお墓に行ってみたんだよね。
すぐ近くにドビュッシーの墓もあったりして、
よかったんだよー。
(携帯で撮った写真を見せる) |
郁子 |
へえ! あ、いいねー。 |
ミカ |
向こうのお墓って、いいですよねー。 |
―― |
ええと、あのう、よろしいでしょうか?
原田郁子さんが、
なぜここにいらっしゃるのか、
読んでるひとにはわからないと思うので、
まずはそのあたりを‥‥‥。 |
郁子 |
いけない、思いっきり雑談してた(笑) |
ミカ |
すみません(笑) |
―― |
いえいえ。 |
ゴロー |
去年(2004年)の10月に出た、
『ドレミでうたおう』っていうCDがあって、
メロディーをドレミで歌うというテーマで、
いろんなひとが曲をつくったんです。
そのなかの、ぼくと郁子さんでやった
「do re mi fa song」と、
ハナレグミの「どれみれげえ」、
2曲のビデオ・クリップの制作を、
ミカさんにお願いしたんですよ。
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「do re mi fa song」 |
「どれみれげえ」 |
どちらも、本物の8mmフィルムで撮影されています。
8mm独特の映像の質感が、曲のイメージとぴったり。
こどもたちの自然なすがたが素晴らしい! |
郁子 |
わたしは「どれみれげえ」のほうの映像を
先に観て、すんごい盛り上がっちゃった!
もう、なんべんもなんべんも観た! |
ミカ |
ほんとうに!?
それは知らなかった。すっごいうれしい! |
郁子 |
「do re mi fa song」のほうもね、
とってもすてき!
女の子が2人、出てくるじゃない?
わたし、妹がいるからね、
2人でいる感じっていうのが、
なつかしくって。 |
ゴロー |
どっちの曲も、映像といっしょに観たほうが、
さらにいいよねー。 |
郁子 |
うんうん! |
ミカ |
そんなふうに言ってもらえるなんて‥‥。
(感激している)
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―― |
ゴローさんは、どうして、
ミカさんにビデオ・クリップを? |
ゴロー |
その前に、
ナオミ&ゴローの
ビデオ・クリップをお願いして、
それがとてもよかったの。 |
ミカ |
そのきっかけがユラールなんですよ!
そもそもは、ゴローさんが「ほぼ日」で、
「ユラールのTシャツ」の予告編を
見てたんですよね。
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ゴロー |
そうそう、ふつうに読者として。
予告編を見て、まるでフランス映画みたいで、
「これはいい! すごく好き!」
って思ったの。
そしたら、写真のクレジットに
ミカさんの名前が出てきた。 |
―― |
ミカさんとは以前から? |
ゴロー |
いちおうの顔見知りという感じです。
イベントに、
たまたまいっしょに参加してたり。 |
ミカ |
それがとつぜん、
「ユラールみたいな
ビデオ・クリップつくって!」
っていうお話がきて、びっくり! |
ゴロー |
一気に3曲ぶんもお願いしちゃったんだよね。
しかも、ナオミ&ゴロー初の
ビデオ・クリップ。
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winter
song |
winter
wonderland |
home
sweet home |
なかでも「winter song」は、パリの街で撮った
モノクロのスチール(静止画)をつないでゆく、
まさにユラールの予告編的演出! |
―― |
うわ、また思いきったことを‥‥。
というか、ミカさんが映像もやること、
ご存知だったんですか? |
ゴロー |
なんかのイベントで、8mm作品を、
ちらっと観たことがあるんだよね。 |
―― |
それだけで? |
ゴロー |
うん。なんかいけるんじゃないかって(笑)
結果的に、うまくいったし。 |
ミカ |
ビデオ・クリップは、
わたしもはじめてだったし、
やってて、すごくたのしかったです。 |
―― |
郁子さんは、ユラールをご存知でしたか? |
郁子 |
あ、なんか、ミカさんから今日のために、
ページのアドレスとか
教えてもらったんだけど、
うまく開けなかったりして、
わたし、実はよくわかってないんだ(笑)
|
―― |
こういうものなんです。
(「ユラールのTシャツ」や
絵本を見せながら、えんえんと語る) |
郁子 |
へえ! これ、かわいいですねー。
わたし、買ってもいいですか? |
―― |
ユラールの仲間ってことで、
さしあげようと思って、もってきました。 |
郁子 |
ほんとー? やったー! 原田のHだし(笑) |
ミカ |
そっか、刺しゅうがね(笑) |
郁子 |
さっき、よくわかってないって言ったけど、
「ほぼ日」は、ときどき見てるんですよ。
いちばん笑ったのはね、
ボーズさんが捨てるやつ。
「わかるわかる!」って(笑)
ゴローさんは何が好き? |
ゴロー |
そうねえ、かならず見るのはアレかな‥‥。
‥‥‥‥。
‥‥‥‥。 |
ミカ |
どんなやつ? |
ゴロー |
えっへっへっ。
あのう、くだらない系なんですけど‥‥。
(だんだん顔が赤くなってくる) |
郁子 |
なんで照れてるのよ!(笑) |
ミカ |
ゴローさん、おっかしい!(笑) |
郁子 |
ソロアルバムの曲をつくってくれたときもね、
わたしに歌って聴かせるの、
すんごい照れてたんだよ! |
ゴロー |
もう、いいじゃん、そんなこと!(笑)
あとで聞いたところ、ゴローさんのお気に入りは
「言いまつがい」でした。
「言いまつがい」を「言いまちがい」と
言いまつがってしまいそうで、
頭がぐるぐるしてたんですって。
あ、そうだ、こんどはさ、
『リズムであそぼう』
っていうのやるんだけど、
そんときにまた郁子さんに
お願いしようと思ってて‥‥ |
郁子 |
いきなり仕事の話になってる(笑) |
ゴロー |
いや、そうじゃなくて、その演奏風景とかも、
ミカさんに撮ってもらってさ。 |
ミカ |
あ! いいですね! ぜひぜひ! |
郁子 |
なるほど、いいねー。
またいっしょにやりたいもんねー。 |
ゴロー |
じゃあ、●×△$□%で‥‥ |
ミカ |
●×△$□%で!? |
郁子 |
すごーい!
じゃあさー、じゃあさー‥‥
(以下、たのしげなプランの密談がつづく)
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