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Epilogue
Epilogue
思いがけず、というと、
たいへん失礼かもしれないのですが、
これほど、濃密で、親密な、
やり取りになるとは、
事前に予想していませんでした。
"Unexpectedly" may not be the appropriate expression, but we didn't anticipate their interaction to be so profound and intimate.
対談が終わり、
ありがとうの握手を交わしたあとも、
ふたりはしばらくその場に残って
おしゃべりを続けていました。
聞いている乗組員たちも
ずっとそれを聞いていました。
They kept on chatting even after they shook hands and ended the interview. All of us stayed there, listening.
なんというか、ちょっと、
名残惜しい感じがしたものですから。
We already knew that we were going to miss Johnny.
糸井重里からの個人的なプレゼントは
三谷龍二さんの木の器と匙、フォーク。
大喜びで包みを開け、机の上に
ディスプレイしたのは、ジョニー本人。
Shigesato Itoi had personally selected a gift for Johnny: A carved wooden tray, spoon, and fork. Johnny beamed with joy, and displayed them on the table for everyone to see.
乗組員を代表して、
ジョニーの大ファンである若田が
手渡したものは‥‥。
Wakata, a big fan of Johnny, hands him another present. This one is from the staff, and we decided to give him...
ジョニーが大好きだという、
「チェブラーシカ」グッズの詰め合わせ。
日本独自の商品ばかりを集めましたよ
What else but Johnny's favorite character, Cheburashka? The gift is filled with "Japanese limited edition" Cheburashkas.
最後に、みんなで記念撮影。
すごいテンション!
Say cheese! Are we psyched or what?
糸井とも記念のツーショット。
そして、別れ際に、
ジョニーがこう言ったんです。
Another picture, this time just the two of them. Before saying goodbye, Johnny started saying...
「明後日、スケートリンクで撮影があるから
 遊びに来ない? いっしょに滑ろう」って。
"There's going to be a photo shoot for my art book at the rink the day after tomorrow. Would you like to come? We can skate together."
糸井が「滑ったことないよ」って言うと、
「教えてあげるよ」って。
Itoi tells him he's never skated before, but Johnny says he'll teach.
もちろん社交辞令的なことだと
思ったんですけどね‥‥。
We thought he was just being courteous...
自分の写真集の合間に、
糸井だけでなく、私たちさえ、
気遣ってくれるジョニー。
見学しているジュニアのスケーターに話しかけ、
ひとりひとり撮影とサインに応じるジョニー。
ほんとうに、最後まで、
ジョニーに魅了されっぱなしの我々でした。
Johnny was a graceful host. In between photo shoots, Johnny made sure Itoi and his staff were comfortable. He went to speak with the junior skaters, took pictures with them, and signed autographs. He was just fascinating.
そして、当たり前ですけど、
スケートリンクでのジョニーはまた
格別の輝きがあります。
スライドショーで、たっぷりどうぞ。
Johnny was just exceptional on ice. Enjoy the slide show.

そして、最後に、
糸井は持ってきたジャムをジョニーに手渡し、
ほんとうにお別れのときがきました。
たのしかった。
And so it was time to say goodbye. Itoi handed Johnny the jar of homemade jam he promised to bring. We had so much fun.
ジョニー・ウィアーと過ごした
スペシャルな時間は、
ほんとうに、夢のようでしたけど、
やはり、夢ではない。
あの時間がいまに続いてるということが
なんだか妙に私たちを勇気づけます。
Being with Johnny felt like a dream, but it was real. The time we spent together leads to today: it is surprisingly encouraging just to think about it.
おとぎ話の主人公のような
ジョニー・ウィアー。
けれども、彼がいる場所と
私たちのいる場所は、
ちゃんと、いまも、つづいているんです。
Johnny seems almost to have come right out of a fairy tale, but we know that his world and our world are connected. Always.
それって、素敵なことだと思いませんか。
Isn't that just divine?
おしまいまでお読みいただき、
どうもありがとうございました。
ジョニー・ウィアーからのメッセージを最後に。
So this is the end of our story. Thank you for reading. We would like to close with a message from Johnny.
2010-09-10-FRI