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第0回私の親はパンダかもしれない 2016-06-02-Thu

ほぼ日の塾生、めぐです。
このところ使っていなかった編集やライティングの筋肉を
フルパワーで稼働させて、楽しく必死にもがいてます。

とつぜんですが、パンダは好きですか?
動物園でも人気者の、
あの白と黒のパンダです。
私は大、大、大好き!
なんでこんなに好きなのか…
理由を探ったら、ある事実が明らかになりました。
もしかしたら私、
パンダを親だと思っているのかもしれない!

私の親はパンダかもしれない

私のパンダ好きは、物心ついた時から。
いちばん小さい時の記憶は2歳くらいだけれど、
その頃からずっと。
お気に入りのぬいぐるみも、いつだってパンダ。
記憶のなかでも、写真のなかでも、
私はいつもパンダと一緒でした。


この写真は、生後数ヶ月の私。
両手でしっかり持っているのは、
まぎれもなくパンダです。
背中がまっ黒なのが気になりますが、
白い頭に黒い耳…間違いありません。
このぬいぐるみは叔母からのプレゼントで、
私のベビーベッドに、ちょこんと置かれました。
そう、生まれてすぐに。

アヤシイ。
うっすらと、事件のニオイがします。

初めての赤ちゃんに興味津々な母。
ある日のこと。
「もう目が見えているのかしら〜?」。
そこで枕元のパンダを手に取り、
私に話しかけながら、顔の前で
パンダを行ったり来たりさせはじめました。
ゆらゆら~、ゆらゆら~、と。
来る日も、来る日も…。

ええ、そうです。
私がこの世で最初に目にしたのは。
おそらく、パンダ(のぬいぐるみ)。

鳥のヒナは、生まれて初めて目にした、
動いて声を出すものを親だと思うそう。
そして、この「刷り込み」という現象に似たことが、
人間にも起こることがあるらしい。

…ということは。
私には、パンダが親だと刷り込まれている、
その可能性、大!

さすがに、
パンダを見て「お母さーん!」とは思わないし、
パンダの後をついて歩くこともないけれど。
このたまらなく好きな気持ちは。
大好きなんて言葉じゃ足りなくて、
どぅあぁぁぁぁい好きぃぃ!!!な、この気持ちは。
もしかして、家族くらいには思っているのかも…。

大人になった今でも、もちろんパンダが大好き。
パンダがいる動物園には、つい行ってしまう。
スーツケースにパンダのぬいぐるみを忍ばせて、
パンダ旅行記を撮影することもある。
そして、パンダグッズを見かけると、
「あ!パンダ!」と目がハートになってしまう。

大好きがダダモレなので、
友人知人、さらに友人のお父さんまでが、
パンダグッズをプレゼントしてくれる。
それを見た人が、「パンダ好きなの?」と、
またまたプレゼントしてくれる。
ありがたきパンダループ!

いまも目の前に、
友人からもらったパンダのぬいぐるみがいます。
これが動いて、じゃれてきてくれたら最高なのに。
ああいつか、
家でパンダを飼えるようにならないかなぁ。

(おわります)