わたしは、これまで岐阜、大阪、群馬、栃木、愛知と
生活拠点を転々としているのですが、
それぞれ地元のスーパーに行くと、
地域ごとに食文化の違いが見れて、かなり面白いんです。
学生の時に良く行ったスーパーです。
大阪は、安さ重視の派手なスーパーが多く
やっぱり大阪だけあって、
粉もの、ソース系がかなり充実していましたね。
北関東では、地方の大手スーパーが
地元産の野菜や食材に力を入れているのが印象的でした。
とちおとめ、嬬恋きゃべつ、下仁田ねぎ、こんにゃくと
特産品は旬な時期が安くて、とにかくおいしかった。
秋口にすごい肉厚な椎茸が普通に安く売られていたのが
衝撃的で、群馬はきのこの産地というのを知りました。
群馬や栃木は農地も多く、直売所もたくさんあり、
たんさん地元産の食材に出会って、
地産地消って言葉をすごく意識するようになりました。
それから、ちぢみほうれん草やスティックセニョールは、
育てている方と知り合い、
初めて食べた時のおいしさは忘れません。
食材に対する興味がぐんと増した場所です。
初めて海の近くで暮らした愛知県豊橋市では、
小さな地元スーパーのクオリティの高さが感動ものでした。
鮮魚に関しては、三河湾で獲れる新鮮な魚や貝が並び、
目の前で調理してくれる。
また、渥美半島があるので野菜や果物も豊富で、
時期によって並んでいる食材がガラリと変わり
スーパーで季節を感じることがたくさんありました。
そして、小さな地元スーパーだけど
自社ブランドの調味料などの商品も多く、
パンやコーヒー豆などもこだわっていて、
バイヤーさんの目利きも高さにも感動。
売り場に行けば担当のスタッフがとても気さくに、
おいしさや食べ方を親切に教えてくれるので、
献立を考えずに食材を買うことも多くなりました。
朝採れのトウモロコシを生で食べたのも初めてだったし、
そして、根ショウガと出会った場所です。
豊橋のスーパーは、個人経営の飲食店からの信頼も厚く、
スーパーへ直接食材を買いに来る料理人の方にも
たくさん会いました。
一番お驚きは、チラシを一切作ってないこと。
口コミと長年の信頼で、お客さんが途切れないそうです。
スーパーを通じて、食を知り、地元を知る、
そんな地域への溶け込み方もあるんだなぁと
食文化のコミュニティの真ん中にスーパーがあるような
気がしました。
スーパーに行けば、地元の食文化がわかるので、
他の地域に行った時もそこの特産がわかったりします。
慣れてい来ると、スーパーのおお客層の単価なども。
また、JAなどの直売所や道の駅などの野菜は、
新鮮で日持ちもするし、
味が濃かったり、変わった野菜が手に入ることもあるので、
旅行のお土産に食材を買うなんてもの
なんだか粋な感じがしませんか?
これは信州に行ったときのもの。
秋ですから松茸も買っちゃいました。
ますが自分で食べてみる。
簡単な料理からでいいのです。
シンプルに味わう事を楽しみましょう!