三國万里子の  編みものの世界。

三國さんの作品を 抽選で4点、販売します。
みちこ さて。
なんこ さて、さて。
みちこ ちょっと時間があいちゃいましたが、
やっぱりこのコンテンツ、
きちんと中締めをさせていただこうと思いました。
なんこ そうだね、きちんと終わりたいよね。
みちこ うん。
さみしいけど。
なんこ さみしいー、思えば去年の12月から、
じっくり取り組んできたからね。
みちこ 展覧会の取材をして。
なんこ 作品の解説をひとつずつうかがって。
みちこ 担当編集さんにお会いして。
なんこ そしてあの、ユーストリーム!
みちこ あれはすごかったー。
そして、作品販売も大好評でした。
なんこ たーくさんのご応募の中から
厳正な抽選を行って、
4名のかたに作品を発送しました。
もうじき届くと思います。
みちこ 4つの作品には、こんなカードが添えられて。

なんこ 三國さんのメッセージ。
そして、周囲に描かれているのは‥‥。
みちこ イエピッテ。
なんこ イエピッテ。
みちこ 読者のみなさんは「?」だと思いますが、
このイエピッテというキャラクターは、
三國さんの中1の息子さんが描いたんです。

なんこ 絵の中にひっそりと、
作者の三國晴司先生も描かれているの。
ほら、みかん箱で作品を描いてる!

みちこ かわいいー、かっこいいー、せいじくん!
おかあさんを応援するために、
これを描いたんだよね。
なんこ ねー。
ちなみにイエピッテというのは、
6年前に三國さんがはじめた
「お話ごっこ」からうまれたんですって。
みちこ それを息子さんがイラストに。
仲良しー。
なんこ そのせいじくんがね。
みちこ うん。
なんこ この前のおかあさんのユーストリームをみて、
なんと「ほぼ日」に、感想のおてがみをくれたの。
みちこ うそー!
なんこ 読みたい?
みちこ 読みたい!
なんこ これでーす。
ちゃんと掲載許可はいただいていますよー。
みちこ ‥‥‥‥ああ。
なんこ ねぇ‥‥。
みちこ 「お母さんはまだまだ伸びるはず。」
なんこ かっこいい、せいじくん。
みちこ 自分のおかあさんに
そういうふうに言えるって、かっこいい。
なんこ なんていうんだろう‥‥
せいじくんもそうだけど、
今回のこの三國さんのコンテンツは、
「三國さんのそばにいる人たち」の
コンテンツだったね。
みちこ ほんと、周りにいる人にお話をきくことで
三國さんの人物像が浮かび上がってくる、
そんな連載だったかもしれない。
なんこ 実はユーストリームの中継のあとに、
すてきなメールを2通いただいているんです。
みちこ 三國さんのパートナー、
編集者の三角紗綾子さんと‥‥。
なんこ 三國さんの妹、
なかしましほさんからのメールです。
みちこ おふたりにも掲載の許可をいただきました。
なんこ ぜひ、お読みください。
まずは編集者・三角紗綾子さんのメールです。

きのうは楽しかったです!
三國さんが黙々と編む姿が、
あんなに人を惹きつけて、釘付けにするとは!
いやはや、本当に感動しました。

最初に、編み物の生中継をするとうかがったとき、
人が編み物をしている姿っていうものは、
派手さはないし淡々としたものですよ‥‥
と思ったりもしたものです。

ですが、三國さんのその姿たるや、
一心不乱に食べ物を洗うアライグマのような、
笹を食むパンダのような、
派手とか淡々ととか、そういう尺度では測れない、
すごいエネルギーを発した映像でしたね。
これをやるために生きている、という感じ。
三國さんもご自身のことを、
どうぶつとおっしゃっていましたが、
なるほど「あみものどうぶつ」でした。

大好きな編み物の仕事に携わりながら、
さらにこんな面白い生中継の企画を経験できるとは。
とても勉強になりました。
この経験を次の本に生かさなければ。
ありがとうございました。

                三角紗綾子

みちこ あみものどうぶつ(笑)。
なんこ たしかに(笑)、かわいいあみものどうぶつ。
みちこ 次の本がたのしみだね。
なんこ うん、すっごくたのしみ。

‥‥では、最後に、
いもうとさんからのメールです。
みちこ おふたりの旧姓でずーっとやってきた
「長津姉妹店」が終わったこともあって‥‥
読んでいて胸がいっぱいになっちゃった。
なんこ ほんとにすばらしい、愛にみちたメールです。
お読みください。

こんばんは。
きょうは、大変お世話になりました。
ありがとうございました!

家に帰ってから、
きょうの様子をいろいろと思い返しておりました。
いろんな方から見たよーと連絡もらったのですが、
みなさん、姉のロックな姿を
面白がってくれていました。

あんなに姉がのびのびと
楽しそうにしてる様子が見れて、
なんだか本当に、
姉はもうだいじょうぶだ! と思いました。
本当にありがとうございました。

わたしたちが育った場所は田舎すぎて、
ふつうとちょっと違うことをすると、
仲間はずれにされてしまうような狭い場所でした。
勉強ができて、独自のおしゃれを貫いていた姉は、
田舎の女子には理解されず、
中高とつらい思いをいっぱいしました。
妹の私ですら姉の味方になってあげることができず、
それをずっと後悔していたので、
いまあんなにたくさんの方が、
うちのお姉ちゃんをほめてくれて、
すごいって言ってくれて、
妹は鼻が高いです。
ああ、ほんとうによかったなあと、
心からうれしく思います。

きょうはありがとうございました。
興奮してまだ眠れそうにありません!(笑)

それでは。

                 なかしましほ

みちこ ‥‥‥‥よかったね。
なんこ ‥‥うん。
みちこ よかった、よかったね。
なんこ うん、うん。
みちこ この企画をやってほんとによかった。
なんこ よかった。
みちこ なんちゃん、お疲れさま。
なんこ へへへ‥‥。
みっちゃんも、お疲れさま。
みちこ みなさんも最後まで読んでいただいて、
ありがとうございました。
なんこ 大きな大きな出来事が起きた
その直後のコンテンツ開始だったから、
正直どうしようと思ったけれど‥‥。
みちこ みなさんがよろこんでくださるメールに
とても励まされました。
ほんとうに、ありがとうございました。
なんこ ‥‥ではでは。
みちこ ではでは。
なんこ ほんとにほんとの最後です。
エンディングムービーをご覧ください。
みちこ ユーストリーム中継の様子を一部、
こういうかたちで残しました。
なんこ 三國さんが編んでいる姿は、
いつでもここでご覧いただけます。
ふたり どうぞーーーーー!


2011-04-28-THU
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(c)HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN
イラスト/木下綾乃