2015年6月8日のニュース 高円寺の「すごろくや」さんとボードゲームとカードゲームをして遊んでみました!
こんにちは。「気仙沼のほぼ日」です!
みなさんゲームは好きですか?
私はゲームが大好きです。
ゲーム全般が好きなんです。

ファミコンの時代から、
ずっとゲームは友達!
と思って暮らしてきました。
もともと、たいへん引っ込み思案で
暗い性格でしたので、
自分がまったく別のキャラクターになれるゲームの世界は、
私の心のよりどころでした。
大人になってからも、ゲームはいろいろ楽しんできたので、
デジタルゲームだけでなく、
ボードゲームやカードゲームも好きです。

先日、東京の事務所に出張したときに合わせて、
ほぼ日にて、ゲーム大会を開催したんです。

そのようすは、このあとお伝えしていきますが、
その発端となったのは、
ほぼ日の社員研修でバリ
行った時のことでした‥‥。

「みんなで遊ぼう!」
そう言って、デザイナーのみちこさんが取り出したのが、
このゲーム!


「ごきぶりポーカー」「イチゴリラ」
 「ワンナイト人狼」だけは私が持ってきていました。


私は驚きました。
‥‥みちこさん!
それ私も持ってますよ!

私も、この3つのゲームは
持っているボードゲーム・カードゲームの中でも
特に好きなものですが、
みちこさんが持ってきたのは、
迷ったあげく、私がバリに持ってこなかったゲームでした。
簡単に説明すると、
「イチゴリラ」は神経衰弱に近い、記憶力勝負のゲーム。
「ごきぶりポーカー」は、ハッタリを駆使する
かけひきのゲーム。
「ワンナイト人狼」は、話術で相手をだましたり、
嘘を見抜いたりする心理戦のゲーム。
といったところです。

私は、いかに「このゲームがおすすめか」を語り、
その話に乗ってくれた人を集め、
夜には「ゲーム大会inバリ」を
開催する運びとなりました。

初めての人も一度やると、ハマるのがこのゲーム。
毎晩深夜までゲーム大会は開催されました。
苦しいぐらいに眠くなってもなお、ゲームをやめられず、
興奮のあまりグラスを割り、
その片付け中でも「人狼さがしの議論」を続け、
帰りのデンパサール空港では、
テーブルも、カードもないのに
「エア」ごきぶりポーカーをやりだす始末。


▲バリのゲーム大会は、まとめるとこんな感じでした。
 ‥‥このイラストではあまり伝わらないかもしれませんが、
 例によって、私のイラストは
 あまり考えずに「魂と味わい」を感じて頂ければ幸いです‥‥。
 (クリックすると大きくなります。)


すいません‥‥。
ここまでで、結構長いですよね。
つい、ゲームのことになると話が長くなってしまって‥‥。

私は何がいいたいかというと、
いかに、ゲームを楽しめるかは、
そこで本気になれるかどうかに
かかっている、ということです。

ほぼ日の乗組員は、基本いつでも
本気と書いて「マジ」なのです。
心からゲームの中に入り込み、
全力で勝負をすることをいとわない!
この人たちならもっとゲームを楽しめる‥‥! 
そう、私は確信しました。

そこで、わたしは、このゲームを買った
高円寺にあるボードゲームとカードゲームのお店
「すごろくや」さんの店長、
丸田康司さんに連絡することにしました。

私は前職でゲーム関係の仕事をしていたこともあり、
丸田さんには大変お世話になっておりました。
丸田さんは、気仙沼に
ボードゲーム教室をしにきてくださったりと、
今でもお世話になっているので、
連絡をしてみたところ
「ほぼ日でもゲーム大会をやりましょう」と
提案してくださったのです!

ちなみに、丸田さんはかつて、
社長が作ったゲーム「MOTHER2」のスタッフであり、
また「風来のシレン」「ホームランド」といった、
人気ゲームを作った方でもあります。
ちなみに、バリのゲーム大会で登場した
「イチゴリラ」のイラストは、
「MOTHER2」でアートディレクターをされていた
大山功一さんによるものなんです。
いろいろそのことについても話したいところですけど、
かなり長い話になってしまうので、
ここでは我慢します。

こんないきさつで、ついに、ほぼ日でも
「出張すごろくや! ゲーム大会」が
開催されることになりました。
バリでゲーム仲間となったみなさんに声をかけると、
ぜひ! と参加表明してくれました。


▲社長とはひさしぶりの再会の丸田さん。
 当時の愛称は「丸ちゃん」。



▲人事のちょうさん。
 ゲーム大会inバリではハリのある声で周囲を圧倒しました。



▲「この日を楽しみにしてたよ!」と、読み物チームの藤田さん。
 ゲームでは周囲を欺き惑わす
 ナチュラル・ボーン・トリックスター。



▲「仕事終わらせてきたから」と意気込みたっぷりの
 茂木さんは「真っ向勝負」がプレイスタイルの
 ゲームメーカー。


まず、ウォーミングアップで始めたのは
かるた遊びがベースとなっているゲーム「ヒットマンガ」
読み手は空欄になった吹き出しのセリフを
即興で作り、それっぽいカードをとる、というもの。


▲このゲームはしほさんが強敵。
 独特の言葉のセンスがおありでした。


一見簡単そうなのに、
それぞれの言葉選びが独特で、
意外と当てられません‥‥。
しかし、当たるとこれが結構うれしいものです。
「あなたとは意外と、思ってることが近かったのね!」
という感じ。
フィーリングぴったり!
みたいな気持ちになれるゲームです。

お次は「ゴビット」です!
動物の食物連鎖をモチーフにしたゲームで、
自分よる弱い生き物を叩いたり、守ったり‥‥
反射神経を駆使して生き残って行くゲームです。


▲真剣に説明を聞くわれら。

これは、ゲームが得意な西田ストア店長の独壇場に。
西田店長と私は、
日がな一日テレビゲームだけをして過ごした
暗黒時代が私と同時期のため、
よくゲームの話をします。
西田店長は運動も得意なので、
こういうゲームはお手の物です。
また、基本的に表情がまったく変わらないので
顔色が読めません。これはゲームではかなり有利です。


▲続きまして「クク21」
 カードイラストも素敵です。

こちらはすごろくやさん監修のゲーム。
1度だけカードを交換するか、しないかを選択し、
最後に全員でいちばん小さい番号のカードを
持っている人がアウトになります。
もちろん、交換するかしないかの運だけではなく、
カード自体の効果があり、
ゲーム全体の運命を左右します。
このゲームはゲームチップを使うと聞いて
ちょうさんは「アガるわァ~!」
と名言を残しました。その気持ちは良く分かります。


▲カードに書かれた決め台詞「汝、滅びよ!」を
 決めるちょうさん。これだけこの台詞が似合う
 人事担当者がほかにいるだろうか。いやいない。



▲照れつつも、いつも強いカードや
 キラーカードを引き当てる若田さん。
 普段のキャラクターとのギャップも強さの一因。


最後はトランプを使ったゲーム、
紙とペンだけでできるゲームなどもやりました。
詳しくは、すごろくやさん著の
『大人が楽しい紙ペンゲーム30選』
ご覧ください。
おすすめです。

気づけば、我々は4時間もゲームをしていました。
「次にやるときは眠くなるまでやろう」という
声もあがり、大盛り上がりのゲーム大会でした。
丸田さん、ありがとうございました!

その昔、丸田さんは私にこう言いました。
ボードゲームと言えば、何を思い浮かべますか?
と言われて、
もし2種類くらいしか答えられないのだとしたら、
それは「カッパ巻と鉄火巻きしか
寿司を知らないのと同じ」だと。
それくらい、世界中にはまだまだ
面白くて奥深いボードゲームや
カードゲームの世界があるということ。

また、私がゲームを作る仕事をしていたとき、
こう言った人がいました。
「負けた人がもう一度やりたい、
と言えるのが本当に良いゲーム」と。
今回、このゲーム大会を通して、
みんなが「またやろう!」と言ってくれました。

普段ゲームをやらない人も、
おとなも、こどもも、おねーさんも。
カードゲーム・ボードゲームにハマったら、
きっとまだ見ぬ世界の扉が開くと思います!
みなさんも、もっとゲームをやりませんか?

高円寺にお店を構えるすごろくやさんは、
海外製品を中心に、
国内外のボードゲーム、カードゲームを
見て触って買えるお店です。
定期的なイベントも開催されているので、
ぜひ、チェックしてみてくださいね。


すごろくや

東京都杉並区高円寺北2-3-8 日光ビル1F
営業時間 11:00~20:00
定休日 毎週火曜、水曜、年末年始

ゲーム未経験者限定の
「覚えたてゲーム大会」や、
食事会つきで、親子で楽しめる
「親子でボードゲームとお寿司」といったイベントなど、
はじめてボードゲームに触れる人でも
楽しめるイベントをたくさん開催されています。

詳しくはすごろくやさんのホームページをご覧ください!


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