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| 偽一人ごっつ。 またまた、こんどはこんな手で。 |
| そろそろ読者の皆さんも、あきれはじめたころでしょう。 ぼくも、あきれています。本物みたいなんだもん。 「偽ガキの使いやあらへんで」から「偽恋のから騒ぎ」、 そして、今回の「偽一人ごっつ」にいたるまで、 ぜんぶ、ひとりの作者がひとりでつくった作品です。 このこと、ばらさないほうがおもしろいかなぁとも 思ったのですが、もう白状します。 テレビ局の関係者でもなく、放送作家でもなく、 関西在住のひとりの学生さんです。 「ほぼ日」の読者のひとりでもある方で、 岡田堅嗣さんという人です。 「耳に読ませるお笑い」に、挑戦してもらいました。 これから、もっと別の可能性もあると思うので、 この「偽シリーズ」が一段落してからも、 新しい企画に挑んでもらうかもしれません。 どうぞ、よろしくお願いいたします。 |
| （ごぉ〜ん） （小さな大仏の声） 『ものごころがついたころから人をだまし 続けてきたたぬきのタヌ郎が、 「もうこれで最後にしよう」と言って、 人生最後に化けたものとは？』 たぬきのタヌ郎が最後に化けた、、。 最後ぐらいはごっついのんが、、。 うーん、とりあえず、 『サザエさんの ナカジマ君』 もうハナザワさんが泣くぐらい、 めちゃくちゃ毒舌やねん。 そのうえ、下ネタがごっつ好きで。 まあまあ、これはとりあえずですからね。 人生最後ではないなぁ、、。 やっぱり今までに化けたことが なさそうなもんじゃないとあかんやろこれは。 はい、タヌ郎くんが最後に化けたものは、 『お口の恋人』 これは、散々いろんなものに化けてきた タヌ郎くんでもないでしょう。 もう紙に包んで捨てられる運命が決まって ますからね、この恋人は。 人間に化けるとは限らないわけですからね。 『緑のたぬき』 まあベタですけど、こんなも入れといたほうが ええかなぁと思いまして、、。 えー、なんやろなぁ。 化ける、、。変身するわけやろぉ。 いきます。 ちょっと違うかもしれませんが、 『清水アキラ経由で 村田英雄』 直接いかんかい！ まあ、『ドロンパ経由でカミナリさん』 って言うのも考えたんですけどね、 さっきサザエさん書いたし、 ターゲット考えたら、四天王かなぁと思てね。 あ、これはまさに最後にふさわしいですよ〜。 タヌ郎くんはこれに化けました。 『通りすがり』 ね？ いろんなところを通りすがるわけです。 昨日もここ通りすがっていったらしいですよ。 あ、わかったぞぉ。これは間違いない。 タヌ郎くんが、人生最後に化けたもの、 『３億円事件の犯人』 なかなかしっぽを出しません。 落語の下げみたいになってもうたな。 （ごぉ〜ん） （小さい大仏の声） 『火星人を一発で落とせる プロポーズの仕方を教えてください』 えー、これは地球人に対しても 通用するかもしれませんけどね、 『尻文字で“愛してる”』 よくやりますよね、火星人は。 「しょう油とって」とかも尻文字ですから。 うーん。 火星人は自分らのこと火星人って 思てへんやろ。 火星っちゅーんは、勝手に人間が つけた名前やん。 えー、だから、 『しこ名で呼び合う』 やっぱり結婚というもんは段階が 必要やからね。 まずは名字に“さん”をつけて呼び合う わけですが、だんだん下の名前に なって、芸名から源氏名を経て、 最終的にしこ名で呼び合えたら ゴールでしょう。 あとは、やっぱり素直が一番やろなぁ、 『火星人なんていない』 （笑） これ結構おもろない？ あかん？うそぉ、、。 ほなこれは、 『具志堅用高は火星人だ』 （笑） プロポーズの言葉やで？ これ、おもろいやーん。 わからんかなぁ、、。 はいはい、気を取り直していきましょか。 火星人を一発で落とせる言葉とは、 『セシィール イフロルサコンフィアン スエソナムール』 “愛と信頼をお届けする”と言うとるわけですからね。 間違いなし。 あかんわ。ぜんぜんおもんない。 やっぱ 『実は僕は金星人だ』 とか、 『実の母は 若くて死んだの』 のほうが、火星人くらくら〜っとくるで。 あーあ、、、、 わけわからんようになってきた。 （ごぉ〜ん） |
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2002-01-16-WED
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