PLANET
網の目のある惑星。
おーい、
と呼びかけてみよう。
地球は、インターネットの発達のおかげで、
ボールやリンゴに加えて、マスクメロンの比喩を獲得した。
世界のどこかで作られている「素敵なサイト」を、
網の目をたどって探しだし、みんなに紹介しますね。

担当は、Mikaさん。
どんな「素敵」を発見するか、選ぶかは、
もう彼女にまかせっきりにします。
で、ナイスなサイトを見つけたら、メールで
webmasterにインタビューも、試みます。
ロシア語やらイタリア語を話すひともいるでしょうし、
ヒンズー語やチベット語も必要になるかもしれませんが、
なんとかしてもらいましょう。

なんとかなるでしょう。
おなじ惑星の人間どうしなんだし。

Vol.17 「竜宮城へ御招待!いたします。」

The London Aquarium


その3:松コース 「いよいよ、竜宮城へ」

いきなりですが、
「竜宮の使い」は実在するのを御存じで?

図鑑には、「リュウグウノツカイ」として載ってます。
深海魚です。
たまーに日本近海でも目撃されることがあって、
以前テレビかなにかで、その姿をみたことがあって、
そりゃぁ、たまげました。
気になる方は、
「リュウグウノツカイ」「oarfish」「ribbonfish」などの
キーワードで検索エンジンで調べられます。
ただし、この深海魚に、
「あのぉ、竜宮城に連れて行っていただけませんか?」
とお願いするのには、ちょっと勇気がいるかも。
そんな「雰囲気」をかもしだしている...。

おまけに、
連れていってもらったとしても(おいおい、本気?)、
帰ってきたときに、ばあさんになっちゃうのもなぁ。

そこで、
せめて、パソコンのモニターに映し出してみることに。

その入り口は、
こちら

海の中にワープ!
...ほら、聞こえてきたでしょう?
聞こえてきたのは、イルカのおしゃべり?クジラのうた?
なーんて、
おとぎ話ちっくワールドに迷い込んでしまったような。

ここは、「The London Aquarium」。
旧ロンドン市庁舎のあったテムズ河沿いの地域にあって、
向いには、ビッグベンがみえるロケーションに建つ水族館。
最近は、おっきな観覧車とかもできたあたり。
そんな場所に「水族館」があるなんて、
ちょっと想像できないですけどね。

その水族館のサイトのページは、
ミニ水族館といってもいいくらい。

*ちなみに、
「つなぎっぱー」ではない回線の方に、ひとくちメモ。
topページは、ただ見るだけであれば、
一度読み込んでしまえば回線切っても大丈夫。
ただし、プラグインは必須です。*


「web cam」も、ど迫力!!なので、要チェックです。

ディスクトップを「海の中」に切り替えて、
ちょっとしたダイヴィング気分。

今お気に入りのピースなヴォーカリスト、
元ちとせさんの「コトノハ」というアルバムがBGMです。
なんと「竜宮の使い」という曲が収録されているのですよ。
彼女の透明な「声」が奏でる「うた」をBGMに
わたしは、しばし、「海の中」へ............


ってな調子で、
松・竹・梅でいろいろ水族館サイトをご紹介してきました。

が、
結局のところ、
ホンモノの水族館に行きたくなってしまった。
手近なところで「江ノ島水族館」にクラゲ見にでも行くかな。

では、
次回の「惑星」探査報告をおたのしみに。

2001-08-31-FRI

Vol.17 「竜宮城へ御招待!いたします。」

Shedd Aquarium
L'Aqua ium de Barcelona


その2:竹コース 「ぬりえ」

「ぬりえ」。
なにを「ぬって」いたかによって、年代がばれる。

「ショウワノート」の最初のページは「ぬりえ」だった。
そして、
「ぬりえ」に「クーピー」はMUSTアイテム。
「クーピー」ってご存じですか?
昭和40年代後半から50年代にご幼少期をお過ごしの方は
「お道具箱」に必ず入っていたはず。
いまのコドモも使ってるのかなぁ。
たぶん、クレヨン+ペンシルに由来してると思われますが、
ようは、クレヨン風味の色鉛筆です。


さ、幼い日を思い出して、やりましょう!「ぬりえ」。
「クーピー」なくてもだいじょーぶ。

「Shedd Aquarium」のサイトに、
「ぬりえ」のコーナーを発見。
AQUA EXPLORERS」のページへGO!

「オトナなんだから、ぬりえなんて...」
などと鼻で笑った方ほど、「ハマり」ますよ。
会社からアクセスしているみなさま、
昼休みに始めるのは危険です。
ましてや、勤務中は厳禁です。
「お仕事」してください。

マウスを動かすコトができれば、
ちっちゃなおこちゃまも楽しめますので、ぜひ。

つづいて、
「クーピー」でぬりたい派の方は、こちらへどうぞ。

前回ご紹介した「MontereyBay Aquarium」にある、
coloringのページなのですが、
これらの画像をプリントアウトして
「ぬりえ」として楽しむことができます。


おすましペンギン

「オレの波しぶき」
「海のスター(っていうか、ヒトデ)となかまたち」
「ヤドカリくんの賃貸生活」
などとタイトルをつけて、
ちょっとコ洒落たフレームに入れれば、
「夏のおもひで」作品のでっきあがりぃ〜!
わざと乱雑にぬって「ぐらふぃてぃ」風にすれば、
ちょっとしたバスキア画伯気分さ。

最後に、
コドモたちの「お絵書き」コンクール入賞作品を。
L'Aqua ium de Barcelonaが行った、
地中海の絵 Pinta la Mediterrania2001」コンクール。
スペインの6歳から16歳までのコドモが描く、
「海」と「海の生き物」をモチーフにした作品。
わたしのお気に入りは、
6歳から9歳部門のXavierくんの作品。

ココのサイトは、webデザインもカラフルでナイス。
さっすが、「ガウディ」のお膝元。

とくに、Immersioのコンテンツは充実。
「Visita Classica」「Galeria fotografico」では、
図鑑のように、いろいろな生物がチェック可。
残念ながら、
解説はスペイン語なので、わたしには読解不可能。
「Vista Virtual」では、
館内ヴァーチャル探検もできます。

さて、
次回はいよいよ、竜宮城へ?

2001-08-30-THU

Vol.17 「竜宮城へ御招待! いたします。」

MontereyBay Aquarium
Oregon Coast Aquarium
Waikiki Aquirium


いきなりですが、
今回の台風11号の国際名は「パブ−ク」、
大型淡水魚の名前だそうです。
この「名付け」を担当する当番だったのはラオス。
実はわたくし、
このような「当番」があるってはじめて知ったんだけど、
どうやって、その当番の順番って決めるんだろうね。
各国の気象庁「台風名付け担当」が集まって、くじ引き?
ちょっとみてみたい、そのくじ引き会場。
そもそも、この「当番」は、
「すすんでやりたい」当番?
「できればやりたくない」当番?

台風「パブ−ク」が大暴れして「泳ぎ」抜けて行った、
日本から残暑お見舞い申し上げます。
また、被害にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。

ということで、
まだまだ夏モードは残っていますね。
なんでも、
このままいくと、百年後には平均気温が5℃上がるらしい。
暑いのが苦手な私にとって、夏はダメ。ほんとに。
ゆえに、
夏は「海」? 「山」? という選択の際は、
どっちかっていうと、行くなら「山」派なのです。
「山」っていうか「高原」派。

しかし、水族館は好きですね。
「海の生物」が好きなのです。

知り合いの画家の中にも、
「海」や「海の生物」を
モチーフに描いているヒトはけっこういるのですよ。
だって、「スゴイ」ですもん。
「アメフラシ」「ウミウシ」系、「珊瑚」系、
はたまた「イソギンチャク」系なんて、
どんなアヴァンギャルドなデザイナーでも
思い付かない様なカラーコーディネイトだし、
「くらげ」や「タツノオトシゴ」なんて、
どーやったら、あんなフォルムができるんざんしょ?

あと、水族館といえば、
おたのしみの「イルカ」や「アシカ」のショー。
ピング−もかわいいけど、ホンモノのペンギンって、
なんであれだけ長いこと見てても飽きないのでしょう?

ほらほら、行きたくなってきたでしょう? 水族館。
さ、行きましょう。
クリックひとつで目の前にあらわれますよ。

そんなワケで、
いつもとはちょっとばかし趣向を変えて、
時期遅れの御中元として「水族館詰め合わせセット」を
松・竹・梅コースでお届け。

まずは、こちらからどうぞ。

その1:梅コース 「生中継」

水族館サイト、といえば、お約束の「Web Cam」。

「Web Cam」とは、なんぞや? と申しますと、
水槽内などに設置してあるカメラのことで、
そのカメラで撮影した中の様子は、
約数十秒ごとにweb経由で「生中継」されています。

中でも世界的に有名な水族館、
「Monterey Bay Aquarium」のサイトは、
以前からお気に入りのひとつです。
充実したコンテンツ満載なので、
本気で見始めると時間が経つのを忘れてしまうくらい、です。

Sprash Zone」というページは、たっのしいよ。
なんと「テーマソング」がある!
ペンギンたちにだって会える!
親子でたのしめるコンテンツなので、
残り少ない夏休み、ぜひぜひ親子でGO!
もちろん、その他のヒトもGO!

さて、ここの「Web Cam」ですが。
アメリカ西海岸カリフォルニア州にあるMonterey Bayは、
Giant Kelps=巨大昆布が群生していて、
そこにラッコなども生息していることで有名。
ここの水族館には、そのGiant Kelpsの巨大水槽があって、
その様子が「Kelp Cam」でチェックできます。

さらにくわしく知りたいヒトは、Kelpの森へ。
動画入りの説明もあったりして、
ちょっとした「昆布博士」になれるかも。

他の生き物も見てみますか?

じゃ、Jelly はいかがですか?
ジェリーとは、もちろんJellyfish=クラゲです。

「Oregon Coast Aquarium」には、
Jelly Cam」があります。
なーんてウツクシイのでしょう!!
わたしは、クラゲをみるのがとても好きなのです。

「Jelly's life」では、
クラゲの生態についても勉強できちゃいますよ。

gontitiのチチ松村さんのクラゲ話によれば、
クラゲは最後には水に溶けてしまうそうです。
夏の終わりの海水浴場で「大嫌われ」のクラゲですが、
その事実を知って以来、
彼ら(=クラゲ)の美学を見た様な気がして、
その果無さにココロを奪われてしまった、わたし。

そのクラゲ。
漢字では、いかにも美しい「水母」「海月」などが
当て字とされてますが、
そもそも語源ってなんなんでしょう?
図鑑上では、
「腔腸動物の鉢水母(はちくらげ)とヒドロ虫の総称」と
あります。
...ヒドロ虫。

ちなみに、英語圏などでは、
成虫期のクラゲのことを
ギリシャ神話に出てくる蛇頭怪物Medusa(メデュ−サ)
の名でよぶようですけど。

他にも、
4台のカメラを駆使した「Live Shark Cams」があり。
それぞれの画像をクリックすると、ライブ画像になります。
トンネル状の鮫の水槽の様子や、
時間帯によっては来館者が映し出されていたりするので、
自分もこの水族館を訪れているような気分になれるかも。

また、
ここの水族館には世界的映画スターが「いた」そうです。
その名も「Keiko」。しかし、オス。
93年公開の映画『Free Willy』に出演していたシャチ。
現在は、自然の海に帰るべく、アイスランドの海に。
彼、「Keiko」の近況は、「Keiko News」で。
水族館にいたころのヒトコマは、
「Keiko Cam」でみることができます。

さ、つぎへ。
最後にご紹介するのは「Waikiki Aquirium」。
以外にも、アメリカで3番目に古い、この老舗水族館は、
「Web Cam」てんこ盛りのサイトです。

・sharkカメラ
 他の「Web Cam」もそうなのですが、
 動画じゃない、っていうところに、 
 かえって発見があったりします。
 約数十秒ごとに更新される、
 いわば「スライド」のような画像なので、
 今みえていなかった魚たちが、
 次の瞬間、突如としてあらわれたりするのです。
 または、思いがけなく、
 鮫の美しい流線形が映し出されたりすることも。

・sealカメラ
 このカメラに、それらしき姿をいまだ確認できず。
 時間帯、ってのも関係あるんだろうけど。
 しかし、気配があるだけにとっても気になる。
 いる。ヤツは、かならず。

・coral観察カメラ
 珊瑚形成の過程を逐一観察することができるそうです。
 1つのポリプが2つに分かれ、
 2つのポリプが4つになり、
 4つのポリプが8つに、8つが16、16が...。
 もちろん、ゆっくりゆっくり。
 現在観察できる珊瑚は、
 99年の9月以来、ひとつのポリプから
 成長をつづけているモノだそうですよ。

さて、
次回も、さらにカラフルな「海のなかま」が登場!

「クーピー」を用意して待っててくださいね。

Mikaさんへの激励や感想などは、
メールの表題に「Mikaさんへ」と書いて、
postman@1101.comに送ってください。

2001-08-29-WED

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いままでのタイトル

Vol.1  じいさんとおばけ南瓜
Vol.2  スコットランドのおいしい生活
Vol.3  扉を開けると、そこは、ギャラリーだった
Vol.4  この“惑星”の片隅からラジオ放送が聞こえてきた
Vol.5  今、“春が熱い”
Vol.6  「ちょっと、イントロダクション」の巻
Vol.7  「“逆”カイガイ旅行記」の巻
Vol.8  そして、おばけ南瓜は世界を巡るのだ。
Vol.9  “ミレニアム”は、どこ?
Vol.10  「抽象表現における合成樹脂素材による構成の展開、
およびその可能性について」
Vol.11  スクープ! あのヒトのヒミツ。
Vol.12  その後の“Y2K”
Vol.13  アルヒ、ボクハ、ココニ、イタ。
Vol.14  わたしのカバン
Vol.15  あたしの夏を休む。
Vol.16  ドット・アイ・エスの人びと