「うちの土鍋」シリーズに、
あたらしい仲間がくわわります。
「おおきいベア」といいます。
2007年にうまれた「ベア1号」、
2009年に完成した「ベア2号」に続き、
3つめとなる、土楽+ほぼ日のコラボ商品です。
「おおきなベア」は、
2014年の秋から冬にかけての販売をめざして
土楽の福森雅武さん、道歩さん、
職人のみなさんと協力して
試作を続けたきたのですが。
予定より半年はやく、完成。
窯から出たばかりの10個を、
次の季節まで寝かせてとっておくのではなく、
いちはやくお届けしよう! と、
今回の販売を企画しました。
「おおきいベア」という名前のとおり、
この土鍋、とても大きい。
▲写真左から「ベア2号」、「ベア1号」、「おおきいベア」。
満水容量でくらべると、
いちばん小さな「ベア2号」が約0.9リットル、
スタンダードな「ベア1号」は約1.75リットル。
この「おおきなベア」は、約4.25リットルあります。
「ベア1号」をお使いのかたでしたら、
だいたい2倍以上あると思っていただけると、よいと思います。
お米なら、「ベア2号」で1合半、
「ベア1号」は4合、
「大きいベア」は6合炊くことができます。
「ベア2号」が1~2人用(なべやきうどんなら1人用、
すこしずつ具を足していく鍋料理なら2人でも)、
「ベア1号」が2人から4人でお使いいただくことを
想定している大きさなのに対し、
「おおきいベア」は、4~6人で囲むのに適したサイズ。
たとえば、おでん。
これだけ具が入ると、
みんなでつつくのが楽しそうです
(最後にうどんを入れてもよさそう)。
もつ鍋のような煮込み系の料理も、
たっぷり&ふっくら仕上がります。
なにしろ蓄熱性が高いので、
火から下ろしても、しばらくグツグツ煮えたままで、
なかなか冷めないのもいいところです。
土鍋のローストチキンも、
大きな骨つき鶏もも肉が、
らくらく2本、調理できます。
このまま食卓に出しても、格好いい!
家庭用オーブンに入る大きさではありませんが、
あらかじめ皮目をこんがり焼いてから、
蓋をしてじっくり火を通せば、
それじたいがオーブンのような効果をうみます。
もちろんステーキを焼くことだってできます。
こういった「蓄熱性の高いフライパン」のような
調理方法は、ごはんを炊いたり、汁気たっぷりの鍋物を
4~5回していただいたあとなら、いつでも大丈夫。
「ベア」シリーズは、季節をとわず
お使いいただける土鍋なんです。
そしてもうひとつ、こちらも併せて販売を行ないます。
「ベア」シリーズのおおもととなった、
土楽で40年以上もつくられ続けている「黒鍋」です。
もともとはスッポン鍋用として、
福森雅武さんが専門店向けに開発したもので、
いまも名だたる京都の名店で使われている、
由緒正しい土鍋です。
「黒鍋」は、「ベア」シリーズに比べて、
本体の厚みがあります。
それも、ちょっと厚め、
ということではなく、ものすごく厚い。
しかも「尺三」と呼ばれる、
黒鍋のなかでは最大のものですから、
重さは蓋を含めて約9キロもあります。
片手ではとても持てませんし、
華奢なかたですと、両手でもつらいかもしれません。
かたちは、底が浅く、わたしたちがいだいている
「鍋」の印象よりも、ずっと浅めです。
この黒鍋は、蓄熱性がよい「ベア」シリーズと比べても、
さらに高い蓄熱性があります。
その大きさ、重さから、
家庭では扱いにくいところがありますが、
この鍋でつくるすき焼き
(肉を最初にじゅっと焼き付けるスタイル)や、
ステーキのおいしさは、おそらくほかでは味わえないもの。
もちろんお米を炊いてもふっくら仕上がりますし、
鍋ですから汁物だって大丈夫です
(表面積が広いため蒸発が早いので、
つゆは度々つぎ足す必要がありますけれど)。
今回は、この黒鍋を手にするかたに
最高の調理をしていただきたくて、
黒鍋といちばん相性のよい「水コンロ」とセットで、
1個だけ入荷をすることになりました。
「黒鍋+水コンロ」は、
土楽のつくる製品のなかでも、最高の組み合わせです。
「水コンロ」は、卓上で炭火調理をするための器具。
「うちの土鍋の宇宙」の記事中に写真で登場するたび
「あれは、何ですか?」
というお問い合わせをいただいてきました。
下に水を張り断熱材とし、
穴のあいた素焼きの皿をのせ、炭火をくべ、
さらに土鍋をのせて加熱する調理器具です。
土鍋をのせずに、網をしいて、直火調理も可能です。
炭火を扱うというのは、
とくに気密性の高い集合住宅などが増えた
現代の暮らしにおいては難しいところがあり、
これまで「ほぼ日」の販売をしてきませんでしたが、
今回、1セットだけ入荷することにしました。
炭火の扱い、そして換気にはじゅうぶん注意をしつつ、
おいしい料理をつくっていただけたらと思います。
この料理は、桜鯛を三枚におろし、
あいだに昆布をはさんで、
骨でとった出汁を張って炊いた「鯛飯」。
こんな大ぶりの桜鯛もまるごと入る大きさです。
価格は、「おおきいベア」が
27,000円(税込・配送手数料別)、
「黒鍋(尺3)と水コンロセット」が
65,880円(税込・配送手数料別)。
4月11日(金)午前11時より販売スタートです。
※出荷時期:1~3営業日以内
※販売形態:数量限定販売。
※それぞれ1点までお申し込みいただけます。
※土鍋はわれやすいため、この申込ページにない「ほぼ日ストア」の商品と、
とりまとめて出荷することはできません。あらかじめご了承ください。
※海外発送はありません。
大きさ(胴) | 内径:31.5 センチ 外径(取っ手を含まず):34.8 センチ 高さ(内側):9.3 センチ 高さ(外側):10.7 センチ |
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大きさ(フタ) | 直径:31.2 センチ 高さ:9 センチ(取っ手を含まず) 取っ手部分直径:11.3 センチ 取って部分高さ:2.5 センチ |
満水容量 | 4245g |
重量 | 4700g(胴のみ:3125g) |
大きさ(胴) | 内径:35.5 センチ 外径(取っ手を含まず):41.5 センチ 高さ(内側):7.5 センチ 高さ(外側):9.2 センチ |
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大きさ(フタ) | 直径:34.3 センチ 高さ:8.8 センチ(取っ手を含まず) 取っ手部分直径:11.7 センチ 取って部分高さ:3.5 センチ |
満水容量 | 4560g |
重量 | 8685g(胴のみ:6530g) |
大きさ (トータル) |
直径:38.2 センチ 高さ:19.7 センチ (3つの支え部分含め、トータルの高さ) 重量:6845g |
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すの大きさ | 直径:37 センチ 高さ:10.5 センチ(3つの支え部分を含まず) 3つの支え部分高さ:2.4 センチ 重量:2780g |
胴の大きさ | 直径:38.2 センチ 高さ:16 センチ 重量:4065g |