13年間、「つかいやすさ」を考え続けて。
上の写真は、2002年版の初代「ほぼ日手帳」と 2014年版の「ほぼ日手帳」です。 「自分たちがつかいたい手帳をつくろう」という思いから つくりあげた初代の手帳には、 いまではすべての1日ページに入っている日々の言葉が ところどころのページにしかなかったり、 「ほぼ日手帳」のシンボルとなっている バタフライストッパーも見当たりません。  バタフライストッパーがついたのは翌年の2003年版、 日々の言葉が毎日読めるようになったのは、 2004年版のことです。 実際に、自分たちでつかってみた結果、 「手帳が開かないように留められる  ペンホルダーがあれば、便利じゃない?」 「日々の言葉は、毎日見たいね」などと 要素を追加したり、逆に削ぎ落したりしていきました。 それだけでなく、たくさんのユーザーさんからの 「こうなったらもっとうれしい」 「こうしたら、もっとつかいやすい」といった声に耳をかたむけ、 できることを、少しずつ反映していきました。  2009年版では、新たな目線からの改良が必要だと、 グラフィックデザイナーの佐藤卓さんに 本体の仕様を徹底的に見直していただきました。 例えば、方眼のサイズは、 長らく4ミリ四方だった方眼のサイズを3.45ミリに変更し、 その後つかいやすさを検証するために ユーザーのみなさんで座談会を開いたりして、 2年の月日をかけて、いまの3.7ミリにたどり着きました。 そんなふうに、「ほぼ日手帳」は 少しずつですが、確実に改良をし続けてきました。  2014年版で、「ほぼ日手帳」は13年目を迎えます。 いわば、13年分の突き詰めた考え、意図したことが、 この「ほぼ日手帳」にはつまっています。 2014年版では、本体のページはほとんど変えることなく、 主に以下のような変更をいたしました。 ほかにも、1月の色味をわずかに薄くしていたり、 「Favorites」の囲みの角を丸くしていたり、 すごーく微妙に調節しているところが ちょこちょこあるのですが、 それらは、おつかいいただいているうちに、 「あれ、なんだか2014年版はつかいやすくなったぞ?」 と、ふと感じていただけたらうれしいです。
 
2014年版の主な改良点
 
オリジナルとカズンの表紙を、新たに変更しました。   「365の日々の言葉」を、全てリニューアルしました。
昨年、表紙全面にクロスを貼ったところ、
手帳を開くときにつっかえてしまうという声をいただき、
2014年版では、
以前と同様のすべりがよい紙の表紙に変更しました。
  「ほぼ日刊イトイ新聞」から名言や迷言を選りぬき、
1日ページのいちばん下に掲載している
「365日の日々の言葉」には
毎年掲載している言葉がいくつかあったのですが、
2014年版では365日すべてが新しくなりました。
毎日、新しい言葉と出会えます。
     
 
すべての手帳本体に、
「国名コード・国番号の一覧」をつけました。
  Hobonichi Plannerの1日ページに
祝日表記を追加しました。
国名を2文字のアルファベットにした「国名コード」と
国際電話をかけるときなどに必要な「国番号」の一覧を
オリジナル、カズン、WEEKS、Hobonichi Planner、
すべての本体に追加しました。
  1日ページの右上の部分に、
その日が祝日の国を国名コードで表示しました。
30カ国分の祝日を載せていて、巻末には祝日の一覧表も収録。
ちなみに、日本の国名コードは「JP」です。
     
 
Hobonichi Plannerの各月のはじまりに
「Coming Up!」というページを追加しました。
  カバーも改良しました!
オリジナルのジッパーズの
「特大ポケット」がより入れやすくなりました。
各月の1日ページのはじまりに、
その月にある記念日や、その月にしたいことなどを
リストアップできるページを用意しました。
 

ジッパーズの手帳を入れる部分の後ろには、
地図やパンフレットなど大きな書類がラクラク入る
「特大ポケット」があります。
2014年版では、オリジナルの特大ポケットの右側を縫製せず、
クリアファイルのように大きく開けるようにしました。

※同様の変更を加えるとバランスが悪くなったため、
 カズンの特大ポケットは、2013年版と同じ仕様です。

 
2013-08-27-TUE
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