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LIFEのBOOK ほぼ日手帳 2017

LOFT手帳部門12年連続NO.1

ほぼ日手帳 2017

上海からやってきた、「おいしい!」がたっぷり詰まった手帳。
上海からやってきた、「おいしい!」がたっぷり詰まった手帳。

上海の手帳イベントで出会いがあった
ほぼ日手帳ユーザーの黄黄(ファンファン)さんが、
「ほぼ日」に遊びにきてくれました。
イラストを仕事にしている彼女の
「ほぼ日手帳」を見せていただくと、
おいしそうな食べ物の絵がいっぱい!
中国で新しい文化としてたのしまれている
「ほぼ日手帳」の使い方をご紹介します。

profile

黄黄さん&倉岡さんのプロフィール

中国・上海で活動中のイラストレーター。
小学生の頃にL'Arc~en~Cielを好きになって以来、
食事、ファッション、音楽、旅行など、
日本のものに興味を持つように。
現在は、食べ物中心のイラストを仕事にしつつ、
手づくりのアクセサリーも販売中。
黄黄さんのボーイフレンドの倉岡さんも、
通訳として同席いただきました。

黄黄さんのブログはこちら

ーー
日本にようこそ!
今日はよろしくお願いします。
黄黄
よろしくお願いします。
ーー
去年の5月に、「ほぼ日」の茂木と林が
上海の手帳イベントにお邪魔させていただいて、
帰ってきたふたりが話していたんです。
「ほぼ日手帳」が上海で人気という話だったんですが、
「黄黄ちゃんって子の手帳がすごかった!」
というふうに言っていたんですね。
黄黄
ありがとうございます。
ーー
いつかお会いできたらと思っていたのですが、
ちょうど来日するタイミングで
お越しいただけてうれしいです。
さっそくですが、「ほぼ日手帳」は
どうやって知ったんですか。
黄黄
中国にはもともと、
「手帳」という言葉がなかったし、
手帳という概念もなかったんです。
ふつうのスケジュール帳なら
小学生の頃から知っていたんですけど。
ーー
手帳そのものがなかったというのは、
初めて聞いた時、びっくりしました。
黄黄
日記かスケジュール帳しかなくて、
「手帳」は聞いたこともありませんでした。
私が「ほぼ日手帳」を知ったのは、
たしか、2014年だったと思います。
インターネットでみかけて、
「あっ、かわいいな」と思って。
ーー
こういう手帳って、他にないんですか。
黄黄
ないですね。
倉岡
もっと文房具的なものしかありません。
ーー
それまで聞いたこともなかった「手帳」を、
どう使おうか考えていたんですか。
黄黄
最初は、カバーがかわいくて買ったんです。
しかも、「ほぼ日手帳」のカバーは、
ものがいっぱい入るから機能的だなと思って。
使い方はあまり考えていませんでした。
倉岡
使いはじめた頃はシンプルに使っていたのに、
今ではこんなに絵を描くようになりました。
ーー
わあー、きれい!
黄黄
食べ物ばかりです。
ーー
ほかの紙に書いたものを
貼っているのはなぜですか。
黄黄
水彩画なので、直接ここに描くとにじむかなと思って、
別の紙に描いたものを貼っていました。
今はもう、にじみにくい紙だとわかったので、
最近は手帳に直接描くようになりました。
ーー
子どもの頃から、ずっと絵を描いているんですか。
黄黄
小学生の頃から描き続けていて、
高校でも大学でも絵を学んでいました。
ーー
どの絵も、細かく描き込まれていておいしそうです。
本当に食べるのが好きなんですね。
黄黄
すっごく好きなんです(笑)。
ーー
「おいしかった!」っていう
気持ちが込められている感じがします。
この絵って、自分の記録としてだけじゃなく、
誰かに見せようとして描いているんですか。
黄黄
最初は自分の記録として描いていました。
手帳に絵を描くのがおもしろくなってきて、
ウェブで公開するようになったら、
ほかの人がいっぱい好きになってくれたんです。
おかげで今も、たのしく描き続けています。
ーー
絵の横に書かれている文字は、
今日はこれを食べたよ、
という記録を書いているんですか。
黄黄
そうですね。
何を食べたかっていう記録と、
その日にあったことが書かれています。
関係ない内容を書くこともありますけど。
ーー
この日に書いてある、
「1日1ページ」というのは?
黄黄
「1日1ページを書くの、すごく大変」って(笑)。
ーー
たしかに、このクオリティで続けるのは
ちょっと大変そうですね(笑)。
「ほぼ日手帳」には絵を描きやすいですか。
黄黄
水彩画が、すごく描きやすいです。
中国で売られているノートとは
紙質が違うなっていうのがはっきりわかります。
私が「ほぼ日手帳」を使いはじめたら、
友達も使う人も増えて、
口コミみたいになって広がったんです。
ーー
へえー!
黄黄さんの影響を受けていったんですね。
お友達も同じような使い方をするんですか。
黄黄
友達にも絵を描く人がいて、
水彩画と「ほぼ日手帳」を
セットで考えている人もいますね。
ーー
手帳には、いつ絵を描いているんですか。
黄黄
いつもは寝る前に描いてますね。
今日は描けないなっていう日には、
1週間分を振り返って書いたり、
それ以上空くとなにも書かなかったりします。
私、けっこう気分屋なので(笑)。
ーー
このマスキングテープも、
黄黄さんが描いたんですか。
黄黄
これは文房具屋さんと
いっしょに作ったマスキングテープです。
私の絵をプリントしたテープをイベントで売ったら、
500個、ぜんぶ売り切れました。
北京の夜市で食べられるものがメインで、
ビール、ザリガニ、羊鍋、枝豆、辛いものとか‥‥。
ーー
趣味で描いているだけじゃなくて、
ちゃんと仕事になっているんですね。
黄黄
あっ、このテープはまだ、
イラストを仕事にしていないときに、
友達に頼まれたものなんです。
ーー
仕事にする前から人気だったんですね。
あっ、珍しく食べ物じゃない絵も。
黄黄
彼にもらったお財布です。
倉岡
僕の誕生日にお財布をもらって、
黄黄にも別の機会にプレゼントしたんです。
黄黄
お財布が日本から届いた日に描きました。
ふたりのお財布が、やっと揃った日ですね。
ーー
6月26日の「ほぼ日」って、
なにが書かれているんですか。
黄黄
6月26日のページではあるんですが、
その年のクリスマスに書いたものなんです。
この日からクリスマスまで
「ほぼ日手帳」を使っていなかったので、
すみませんっていう気持ちを書いたんです(笑)。
ーー
お手紙みたいな内容だったんですね。
倉岡
最後に謝罪文を書く人は、珍しいですよね。
ーー
ちょっと聞いたことないです。
黄黄
(笑)
ーー
黄黄さんにとって「使えなかったよ」という
半年間があったにもかかわらず、
新しい年には「使おう」になったんですよね。
なんで「使おう」になったんですか。
黄黄
毎年必ず持っていたいんです、「ほぼ日手帳」は。
ーー
ああ、うれしいです。
使わなかった年があったけれど、
新しい年になると、
新しい気持ちで手帳を使い始めるんですね。
黄黄
そういうことです。
ーー
最近描かれている絵ですが、
これは何を描いているんでしょうか。
黄黄
あ、これはバッジのパーツですね。
ハンドメイドでつくった作品を
ネットで販売しているんです。
ーー
ハンドメイド作品のことを書くときには、
「手作日記」というふうに
名前がつけられているんですね。
黄黄
2016年から、作ったものの記録を、
ざっくばらんに、いっぱい残しているんです。
ーー
これから、日本でやってみたいことってありますか。
黄黄
日本でできることは、あまりよく見えてないですね。
ハンドメイドはやってみたいけど、
日本でできるかは考えたことなくて。
ーー
日本には、また旅行とかで
いらっしゃることもありますよね。
僕らもぜひ、上海の手帳イベントに
行ってみたいと思っているので、
またお会いしましょう。
黄黄
ぜひ上海にも来てください!
ーー
どうも、ありがとうございました。
ふたり
ありがとうございました。

(黄黄さん&倉岡さんへのインタビューは以上です。
 またいつか、上海でお会いしましょう!)

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